【第16回びぶおふ!優勝】ラティハッサム亜種
サッかみです。
11/10(土)に広島で開催された「第16回びぶおふ!」にて、見事優勝することができました。
オフ会で優勝するのは初めてで、自分としても、とても嬉しいです。
今回はその記念として、使用した構築をご紹介しようと思います。あまりしっかりしたものではありませんが、参考程度にご覧ください。
〜構築経緯〜
好きなのでラティハッサムを使うことに決定。(ラティハッサムの構築記事はどれも大体こんな感じの書き出しからスタートしている。愛を感じる。)
シングルレート・シーズン7にて、クロブチさんという方が以下の並びでシングルレート2100超えを達成されました。
→[S7使用構築] 最高2149 最終2113 純正ラティハッサム - ところてんの行方
この構築はとても綺麗にまとまっていて、その構成・調整など、今のサッかみのパーティの大部分はこれを参考にさせていただいています。(他の多くの構築記事でも、この方の影響を受けた旨の記述を見かけます。)
その上で、シーズン7でθnθ(オノ)さん、シーズン10でまるふぉいさん、フロイトさんなどが使用されていた「めいそうラティオス」が、本来苦手とする受け寄りのサイクルに対し強く出るための枠として非常に優秀であると感じたため、これを拝借してパーティは完成しました。
〜個体紹介〜
性格:おくびょう
特性:ふゆう
持ち物:バンジのみ
能力:155-x-100-182-131-178
配分:0-0-0-252-4-252
技:サイコショック/10まんボルト/めいそう/みがわり
θnθさんがシーズン7で使用されたものを拝借しました。
→USMシーズン7使用構築 最高2123最終19xx | 小野寺唯のブログ
本来ラティハッサムでは非常に多くこだわりメガネを持ったラティオスが採用されており、その高火力技で相手に負担をかけながら戦うのが一般的です。
ですが、回復技を多用する受けループなどの受け寄りのサイクルパーティには完全に受け切られてしまうので、とんぼがえりやボルトチェンジなどを駆使しながら戦わなければならず、ジリ貧になってしまいがちでした。
また、フェアリータイプの多い環境ではりゅうせいぐんでこだわることも難しく、メガネラティオスの運用に疑問を持っていた時に、この型に出会いました。
主にグライオン絡みのサイクルや、カグヤバナドランなどの受け構築に積極的に繰り出し、有利対面でみがわり→めいそうと展開していきます。
2回積むとサイコショックでラッキーが受からなくなるため、ラキドヒドムドーなどの並びを崩壊させられます。また、グライオンからの有効打がハサミギロチンくらいしかなく、みがわりを壊されにくい点も素晴らしいです。
個人的にめいそう、みがわり、サイコショックまではほぼ確定でいいかなと思っています。もう一つの攻撃技として、今回は10まんボルトを採用していますが、ここにめざめるパワー炎を採用しているのがまるふぉいさんの構築です。
→S10 ラティハッサム 最高2033 最終19×× - フォフォイのフォイ♪
10まんボルトの利点は、ヒードランとテッカグヤに同時に打点が持てる点、ギャラドスをはじめとするみずタイプに打点が持てる点です。逆に、ナットレイの突破が難しくなります。
その点、めざめるパワー炎はナットレイをはじめ、10まんボルトよりも幅広い受けポケモンへの打点となりますが、ヒードランをサイコショックで突破しなければいけなくなります。
ここは好みだと思っています。(自分はめざ炎ラティオスを持っていなかった)
今回は元構築のものをまるごと拝借したためCS極振りですが、まるふぉいさんの構築のようにラッキー意識のC調整を施して耐久に回す方が良いかなと思いました。
性格:いじっぱり
特性:ライトメタル→テクニシャン
持ち物:ハッサムナイト
能力(メガ前):175-181-128-x-112-86
能力(メガ後):175-203-168-x-132-96
配分:236-116-60-0-92-4
技:バレットパンチ/とんぼがえり/つるぎのまい/はねやすめ
H:16n-1(定数ダメ最小)
B:ミミッキュ+2ゴーストZ確定耐え
D:特化サザンドラのあくのはどうメガ前→後で確定耐え
いわゆるテンプレのメガハッサム。
調整はクロブチさんのものを拝借しています。大体のラティハッサムのハッサムはグラさんの調整を使用しているものが多いですが、個人的にこっちの方が好きです。
積み技のないランドロスや炎技のないガブリアス、メガメタグロスなどに対し、後出しからでも起点を作れる最高の相棒で、ミミッキュに対しても強く出られる点がとても頼もしいです。
Aを少し落として耐久に回している感じですが、火力不足はそこまで気にならず、むしろ相手の前でしっかりと耐えながら積んでいけるので、安定感が抜群に感じます。
非常に耐久があって、相手側からするととても厄介であるはずなので、選出の時は「誰でハッサムを見ようとするか?」を意識すると、選出を決定しやすいです。
また対戦中は、このポケモンのバレットパンチで相手を倒せる圏内まで相手の3匹を削ることを意識しながらサイクルすると、戦いやすいと思います。
サンダー
性格:ずぶとい
特性:プレッシャー
持ち物:ゴツゴツメット
能力:197-x-150-145-111-120
配分:252-0-252-0-4-0
技:ボルトチェンジ/めざめるパワー(こおり)/どくどく/はねやすめ
じしんの効かないでんきタイプ。主な役割は、対メガボーマンダです。
基本的に物理しか相手をしないためHB極振りです。そのため、特殊マンダや特殊バシャーモの奇襲に大変弱いです。
しかしながら、対物理ボーマンダ性能は圧倒的に高く、多少りゅうのまいを積まれても大したダメージを受けません。そのため、重くなりがちなボーマンダ軸に対して強気にサイクルを回せる点がとても優秀でした。ただし、ステルスロックが抜群で入る点には注意しなければいけません。
ねっぷうが無いため、ハッサムやナットレイの処理が遅くなりますが、向こうから打点がほぼ全くない上に、これらのポケモンに対してはヒードランバックがかなり有効なため、あまり困りません。
特性はせいでんきの方が良いと思います。自分は持っていないのでプレッシャーで運用していますが、ゴリ推ししてくるギャラドスやメガガルーラに対して3割で偉大な役割を果たします。プレッシャーの数少ない利点を強いて挙げるなら、重くなりがちなロトムのハイドロポンプのppを削れることでしょうか、、(かわす前提)
性格:ようき
特性:いかく
持ち物:こだわりスカーフ
能力:165-197-110-x-100-157
配分:4-252-0-0-0-252
技:じしん/いわなだれ/がんせきふうじ/とんぼがえり
長い間愛用している、最速スカーフランドロス。
ようきであることで、+1準速リザードン・ウルガモスの上からいわなだれを使えます。また、多くのスカーフテテフの上を取れます。
若干足りない火力のため、ゲッコウガがとんぼがえりで落ちなくなりますが、もともと乱数であり、ハッサムやレヒレに引きながら処理するため、問題ではありません。
一般的には"じしん/岩技/はたきおとす/とんぼがえり"の4つの組み合わせが多いのですが、はたきおとすでこだわってしまった時に連打しづらく、引き際に起点になったり、引くのが難しい場面があったりと、積極的には使用しづらい技でした。
技構成はかなり迷って色々試しましたが、いわなだれとがんせきふうじがどちらも欲しいなと思う場面が多く、これらを両採用することで落ち着きました。
相手にスカーフを悟られないように動いていると、ゲンガーやルカリオの上から素直にじしんを撃たせてもらえるなど、得することがあります。
また、相手のでんき技読みでレヒレから下げるタイミングなどは割と読まれてめざめるパワー氷を撃たれることもしばしばなので、ここの読み合いが試合を分けます。
性格:おだやか
特性:もらいび
持ち物:たべのこし
能力:193-x-126-150-173-103
配分:212-0-0-0-252-44
技:ふんえん/だいちのちから/どくどく/まもる
H:16n+1(奇数でたべのこし効率最大)
D:特化
USM初期のアーゴヨン登場から愛用しているHDドランです。調整はクロブチさんのものを拝借しています。
特殊方面に対し想像以上に硬いため、テテフなどはおろか、ゲンガーやギルガルドにさえも強気に動けます。
主な役割対象はアーゴヨン、ウルガモス、リザードンなど。ハッサムとサイクルを回す上で障壁となるほのおタイプを見れるのは優秀です。とはいえ、アーゴヨンやウルガモスはこのポケモンを見ると出てきづらく、仮に出てきた場合はめざめるパワー地面を持っている場合が多いので、警戒しながら戦います。
相手としては、ふんえんを使われるとわかっていてもギャラドスやグライオンに引かざるを得ない場面が生じるため、やけどを狙うチャンスが生まれます。特にギャラドスにやけどが入ると、サンダーやハッサムでの処理が安定するので、ほのお技としてふんえんは外せないかなと思っています。
相手に水ロトムなどがいる場合は合わせて引いてきがちなので、交換ぎわにどくどくを入れてまもる→交換、と毒サイクルで削りながら戦います。
性格:ひかえめ
特性:ミストメイカー
持ち物:ミズZ
能力:159-x-136-161-151-123
配分:108-0-4-252-4-140
技:ハイドロポンプ/ムーンフォース/ちょうはつ/めいそう
C:特化
S:準速70族抜き
高火力技で相手のサイクルに負担をかける枠です。調整はこれまたクロブチさんのものを拝借しています。
水技の通りは本当に良く、レヒレの有利な対面を作ってミズZ、あるいはめいそう→ミズZと撃ち放つことで、相手を大幅に削ることができます。
このポケモンが張ったミストフィールドによって、味方のサンダー・ヒードランのどくどくが通らなくなったり、ふんえんでやけどを引かれなくなったりすることには注意です。ですが、同時に選出してもそんなに不自由はありません。
めいそう、ハイドロポンプ、ムーンフォースは個人的に確定。もう一つの枠に、クロブチさんはめざめるパワー炎を採用されています。
レヒレ絡みのサイクルでナットレイは厄介なので、それを見れるめざめるパワー炎は、欲しい場面も多いです。炎打点がヒードラン以外にも増えることで、選出の幅が格段に広がるので。
ですが、自分がめざ炎レヒレを持っていないことと、現状トリックルームなどに抵抗できる手段としてちょうはつの方が欲しいなと思っているので、こちらで運用しています。めざ炎も試してみたい。
積みアタッカーとしてはすばやさが物足りなかったり回復要素が欲しかったりと、個人的にまだまだこのポケモンを活かしきれてない感が強く、逆にこのポケモンが手に馴染むようになったらまた一段とパワーアップできそうだと、ポテンシャルを強く感じるポケモンです。多分、自分が思っている以上にできる子だと思ってます。
〜選出パターン〜
各々の役割対象を参考に、相手の選出を読みながら、基本的にラティオス以外の5匹から3匹を選びます。
先程も述べましたが、「誰がハッサムに役割を持ってくるか?」など、自分のパーティをどうやって崩してくるかを念頭にして、自分は選出を考えています。
受けサイクルなどを見たら、ここにラティオスを絡めていく感じです。
〜後語り〜
レートで使用するには体力を使うためあまり使用してきませんでしたが、あまりにかっこよすぎて長い間オフ会などで愛用してきたパーティでした。この度、ついに彼らとオフ会優勝という結果を残すことができて、とても嬉しく思います。
多くの人に、ラティハッサムかっこいい、使ってみたい、など言われて、それも加えて嬉しいことでした。
四天王のカリンさんの言葉を借りるようですが、好きなポケモンで勝つことはこのゲームで一番楽しいことだと思います。
みなさんの大好きなポケモンが輝くことを祈っています。