快い睡眠を得るためにサッかみは考えた
眠れない。
それが、ここ最近の悩みだった。
この頃、夜通し飲み会をしたり、カラオケをしたり、ゲームをしたり通話をしたり、以前に比べて夜寝ないことが増えた。それはそれで楽しいので良いのだが、そのせいか、夜の比較的早い時間に布団に入って目を閉じても、あまり眠れなくなってしまった。
「今日は早く寝てゆっくり休まないと」と意気込んで布団に入っても、気持ちよく寝ることができなかったり、朝になって微妙に疲れが残っていたり。
またそのせいか、変に睡眠時間ばかりが増えがちになっていた。12時に布団に入ったら、結局眠れず1時〜2時くらいに眠りに就く。そこから、休日なら10時ごろには一旦目を覚ます(遅い)が、微妙に残る疲労感とありえんほどの眠気から二度寝し、起きるのは12時を越える日が少なくなかった。
さらにいえば、日中は常に眠気に襲われており、買い物から帰ったり、大学から帰ったり、何をしても一区切りで急激な眠気に襲われ、1,2時間ほどの昼寝を挟まないとそのあとの活動ができないくらいの状態だった。
これは、考えてみれば当然のことである。魔剤や赤牛に頼って短時間睡眠で覚醒することは、いわば「睡眠時間の先取り」である。先取りしたら、その分後で長く眠らなければならない、と、小さい頃ドラえもんに教わった。(映画「ドラえもん のび太の大魔境」のひみつ道具「先取り約束機」より)
とはいえ、平日は大学があり、休日のように長々と睡眠にあてるわけにはいかず、結局毎日疲れが抜けないまま過ごしてしまう。そして、そのしわ寄せが休日の睡眠時間を伸ばし、せっかくの休日の大半を寝て過ごすハメになってしまうという悪循環。
この負のサイクルを抜け出すためにやらなければいけないことは見えていた。平日の睡眠の質を向上させることだ。
だがその手段はわからなかった。お昼のポカポカ陽気に包まれると眠くなる。お腹いっぱいご飯を食べると眠くなる。だが、そのまま電気を消して布団に入っても、気持ちよく眠れるわけではなかった。
快い睡眠を得るためにサッかみは考えた。
そして見つけた。
これはやばいです
— Aprildiamond (@Poker_April) 2019年1月2日
どれくらいやばいかと言うと最初のとき裏見ずに適当に一錠だけ入れて入ったらその後家族全員熟睡して翌朝全員寝坊しました
息子の学校に「すみません、今日送って行きます。家族全員寝坊しまして・・・」という言い訳をする羽目になりました https://t.co/qcua1W0cCb
これだ。
一人暮らしを始めてから、風呂に入ることは少なくなった。
身体を洗うという目的だけみれば、シャワーで十分である。風呂を洗い、浴槽に湯をためる手間と費用を考えると、圧倒的にシャワーに軍配があがるため、基本的にシャワーを浴びるだけで済ませがちだった。
しかし、よくよく考えてみれば、風呂にゆっくり浸かることは、身体を癒すという目的も兼ねていたハズである。一人暮らしの忙しさの中で、そのことをすっかり忘れていた。
とはいえ、一人暮らしのワンルーム。風呂も小さく、また湯も冷めやすいため、リラックスするには色々と障壁があった。
そこで考えたのが、入浴剤を使用することである。思えば、実家では割とお世話になっていたのに、一人暮らしを始めてから一度も使ったことがなかった。
「風呂に浸かって身体を癒し、そのまま布団に入ることで快眠を得る」というプラン。今までにも何度か試してきたが、今回初めて、ここに入浴剤を合わせて試してみる。
ここで、入浴剤に馴染みのない方もいるかと思うので、入浴剤について簡単に調べたことをまとめ、説明しておこうと思う。
まずはこちらをご覧いただきたい。ここに、入浴剤のイロハが事細かに記してある。
簡単に要約すると、入浴により得られる以下の2つの効果:
・温浴効果(ポカポカ、リラックスなど)
・洗浄効果(キレイ、サッパリなど)
これらの効果を高めることが、入浴剤の目的である。
そして、このような効果に応じて様々な種類の入浴剤が存在しているが、今回は「身体を癒す」ことに特化した「炭酸ガス系入浴剤」を選択した。
炭酸ガス系入浴剤とは、例えばバブのような、しゅわ〜ってなるタイプのやつ。
これ、あの泡が大事なのではなく、実際は湯に溶けているイオンの部分が重要なのである。(むしろバブとかは入りながら溶かすより、溶かしきってから湯に入る方が効果的まである。)
湯に溶けた炭酸ガスは、体表から吸収され、体内の血管を拡張するらしい。すると当然血流が増えるので、全身の血行が促進される。これにより、全身の新陳代謝が活性化されて、疲労とか怪我とかが癒える、というのが主なメカニズムだ。
ついでに、血行が促進されると、体表付近で湯に温められた血液が素早く全身をめぐるため、身体の芯までポッカポカになる。まさに「温浴特化」の入浴剤である。
1月末。2日連続の宅飲み→がにゅーオフ→その三次会で徹夜カラオケ→朝帰り、ちょっとだけ寝てアイススケート、そしてその夜また飲み会、、と、ここで流石に身体の限界を感じたため、ついにこのプランをとることにした。
ボロボロの身体で、深夜のドラッグイレブンに突撃した。しっかりした入浴剤を選びたかったので、スーパーよりも薬局が良いかもしれないという判断である。実際、品揃えはスーパーとあんま変わらなかったのでどちらでもよい。
入浴剤コーナーの中からとりあえず手に取ったのはこちら。バブの「メディキュア」。
特徴はその大きさ。デカい。
バブを使ったことがある人ならわかると思うのだが、普通のと比べて一回りデカい。
どうやらこの大きさが効果の秘密らしい。通常のバブよりも多くの炭酸ガスを放出し、より温浴効果を高めるという。これは期待できそうだ、、
23時過ぎ、帰宅。早速風呂をためる。
質の良い入浴に関してはすでにリサーチ済みであった。「少しぬるめと感じるくらいのお湯に、15〜30分ほど入浴する」。
熱めのお湯は気持ちが良いものだが、少なからず身体には刺激であるため、血圧が上昇し身体が興奮状態になるという。先に述べた血行促進+リラックスの効果を得るためには、これは全くの逆効果であるから、刺激を与えないぬるめのお湯が最も効果的ということだそうだ。そして、ぬるめのお湯ではすぐには温まることができないため、少し長めに入浴する必要があるとのこと。
最近はとても寒いので風呂の温度を下げることに抵抗があったが、文句は試してから言えということで、とりあえずいつもより2℃だけ温度を下げ、41℃に設定してお風呂をためた。湯がたまりきる頃には少し冷めるので、だいたい38〜40℃くらいのお湯になっているかと思う。
風呂がたまったら、早速入浴剤を投入。さっきも少し話したが、溶けている途中に出る泡ではなく、湯に溶け込んでいるガスが重要であるため、炭酸ガスが完全に溶けきって湯船に拡散した状態で入る方が効率が良いとのこと。
溶けきったらすぐ入浴した。めちゃめちゃぬるかった。いや、そんなにぬるすぎたわけではないが、なにぶんいつも熱めのお湯に浸かるのが好きであったため、2℃も下げるとだいぶぬるく感じてしまう。ちょっと温度を下げすぎたかな、と後悔をした。
また、湯船に浸かっている間にマッサージ等をするのが効果的という話も聞いていた。アイススケートの帰りであったので足に疲労が溜まっており、ちょうど良い、と即実践した。少し湯船は狭いが、足を揉みほぐす程度のことはできた。いつもよりぬるめなので、確かに筋肉の緊張感が少なく、いつも以上にマッサージが効く。なるほど、これはなかなかに優雅な入浴である。
15分ほど浸かったところで、髪と身体を洗い、もう一度少し浸かり直して、そのあと湯船から上がった。上がった後になって初めて、はっきりと実感した。
全然寒くない。
これが一番衝撃的だった。いつもより2℃低く設定したお湯に浸かっていたにも関わらず、いつもと比べて湯上りが全く寒く感じない。最初「ぬるい!」と言ってたのはなんだったのか、、?「エアコンつけてたっけ?」と思わず確認したが、暖房などはつけていなかった。
このまま布団に潜り込んでみた。めちゃめちゃあったかい。
冬場特有の「寒い〜、お布団気持ちいい〜、あったかい〜(CV.青葉モカ)(←ここ重要)」の3ステップで少しずつあったかくなっていくやつではなく、最初から既に朝起きる前のようなお布団ポカポカ状態。
湯上がりで寒いモカちゃんのために、蘭ちゃんが布団をあっためてくれてたと考えると、エモい。
目を閉じると、血流が活発化しているのが感覚を通して伝わってきた。手足がじんわりする感覚。疲労が消えていっているのがわかった。
目を閉じてこの感覚に浸ってたら、いつの間にか眠ってしまっていた。先述の悩みが嘘のように、文字通り一瞬で寝てしまった。睡眠導入として完璧すぎた。
さらに次の日も驚きは続く。疲労感が全くない。
ありえんほど目覚めがよく、気だるさを全く感じなくて、その反動かやたらエネルギーに満ち溢れた感じがした。これが健康というやつか、、
午後、大学を終えて帰宅。いつもならここで一眠りして体力を回復するRPG主人公ごっこをするところだが、まだ体力があり余っているのでそもそも眠気すら訪れなかった。
結論。
正直1個の入浴剤でここまで理想的な効果が得られると思ってなかったので、感動して今ブログを書いている。
あれから少し時間が経ったが、今やすっかり入浴剤にハマってしまったので、色々と入浴剤を買ってみては試してみている段階だ。
先ほど、ツイートも合わせて紹介した「BARTH」だが、どうやらかなりヤバイと話題らしいので、今後見かけたらぜひ買って試してみたいと思う。(LOFTとかに置いてあるらしい)
以上、サッかみ感涙の入浴剤レポでした。睡眠不足に悩んでいる人がいたら、試してみてくださいな。