ヒトデちゃん戦記

サッかみのブログです。

7世代を振り返る

 

 アローラ!サッかみです。 

 

 11/15に最新作ポケットモンスター ソード・シールド』の発売を控え、いよいよアローラ地方ともお別れが近づいてきたことを実感しはじめています。文頭の「アローラ!」の挨拶も、もうすぐ使えなくなってしまうのでしょうか。

 

 大学生になって最初の年に『ポケットモンスター サン・ムーン』が発売され、今に至るまでの3年間、サッかみ史上最もゲームにのめり込んだ世代だったと思います。それゆえに、たくさんの思い出が残る作品です。剣盾発売の前に、7世代を振り返っていろいろ書き記していこうと思います。

 

 

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・新作発表映像

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 サンムーンで一番衝撃だったのが、やっぱりどうしてもそれが一番最初に発表されたポケモンダイレクトの時で。今まで歴代のポケモン作品をプレイしてきた人なら、心に響くものだったんじゃないかなと思ってます。

(公式映像が消えちゃってるのでリンク貼れない泣)

 ポケモンは、元々「ゲームボーイで通信ケーブルを使った遊びを楽しむ」というのが開発コンセプトにあったと聞いています。そのため2タイトルでの発売、通信交換によって進化する、片方にしか出現しないポケモンなど、通信を活用して遊ぶ要素がたくさんあります。今でもバトルスポットをはじめ、ミラクル交換やGTS、グローバルアトラクションなど、ポケモンの面白さの真髄は人と遊ぶことにあると感じています。

 ボクは小さい頃からずっとポケモンばかりしていました。それは、年上の兄がいたことで物心ついた時には既にポケモンで遊べる環境があったこと、年の近い弟がいたことで、2タイトルを二人で買って互いに通信して遊べる環境があったこと、学校の友達もみんなポケモンが大好きで、ずっと一緒に遊んでいたことなどがあると思います。学年が上がるにつれてポケモンから離れた人もいますが、そんな中ボクがポケモンをここまでずっと遊び続けられているのは、間違いなく一緒に遊んでくれる人がいたからなんですよね。この映像を見てると、ポケモンと一緒に成長してきた自分のことや、ポケモンで繋がった人たちのことを考えて、いつも少し涙を浮かべてしまいます。

 剣盾でも、たくさんの人と繋がって、みんなで一緒に遊ぶ楽しさを忘れないようにしたいと思います。

 

 

・ストーリーなど

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 サンムーンでは6世代と比較しても一気にグラフィックがリアルになり、ストーリーもよりリアリティを持っていたように思います。キャラクターの表情や動きが豊かになったことで、ドラマを見ているような感覚があります。謎に包まれたコスモッグやリーリエと一緒に冒険しながら、これらの謎が少しずつ明らかになっていくところが面白かったです。

 このコスモッグというポケモンは、今までのポケモンの常識を覆すポケモンという感じで、当初はとても驚きました。伝説のポケモンが進化することは今までなかったので、「一体コスモッグは何者なんだろう?」という謎を追って祭壇まで辿り着くと、今まで一緒にいたほしぐもちゃんが、実は伝説のポケモンソルガレオルナアーラであり、進化したほしぐもちゃんが今度は主人公とリーリエのためにウルトラホールを潜り抜ける、という展開がとっても胸アツ。エンディングの最後の写真とか本当に大好きです。

 サンムーンといえば、アローラの文化に合わせた独特な設定もいくつかありました。その一つが、島めぐりと試練です。ストーリー部分が人間ドラマ的になった分、こちらはポケモンにもっと寄り添う形になっていたような気がします。ポケモンと共に生きるアローラの文化を感じる良い要素でした。

 悪の組織としてスカル団、そして真の悪役としてエーテル財団の闇があらわになる展開も、プレイ中に「おおっ」と唸ってしまう魅力の一つでした。最後には彼らが心を改めるような描写もあったり、クリアすると見られる幾つかのサイドストーリーでは、彼らも結局アローラの人間なのだなぁと思うところがあり、心が暖まりました。

 

 

 

 

・対戦

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 この項が一番長くなります。

 本作はサッかみが最も対戦にのめり込んだ作品です。厳選・育成等に初めて触れたのがbwで、レーティングバトルを始めたのがorasの終盤の時でした。大学に入ってからレートに挑戦しましたが、思うように勝てず、最初はレート1700を超えるのがやっとでした。サンムーンに入ってから色々なパーティを使って戦って、少しずつレートを更新して行って、最近のシーズン15で、長い間夢だったレート2000を達成することができました。

 これまで戦ってきたいろんなパーティは、どれも思い出に残っています。いくつか印象に残っているものをリストアップして思い出を振り返ろうと思います。

 

シーズン3『加速バトンバシャテテフ』

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 「ハッサムと結果を残したいならまずはサッかみが強くならないと」と、初心者でも扱いやすそうな構築から挑戦。バシャーモが好きだったことと、新要素であったカプ・テテフのサイコフィールドとバシャーモの相性が良いことが昨シーズンから言われていたことから、いわゆるバシャテテフに挑戦したシーズン。テテフの主流はもっぱらこだわりスカーフでしたが、「打ち分けできるスカーフテテフ誕生したら強くね?」と思い、加速バトンからエスパーZテテフに繋ぐ構築を考えたところ、思っていたよりは強くて、初めてレート1800を経験することになりました。

 

シーズン4『ラグバシャテテフ』

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 昨シーズンの構築からテテフ+バシャーモの強さを実感した矢先、ついに待ち望んだメガバシャーモの解禁となったのがこのシーズンでした。(そういえばメガストーンの部分解禁とかありましたねぇ…)

 メガバシャーモの圧倒的なパワーに環境が追いつけず、その対策としてギャラドスカプ・レヒレドヒドイデが流行っていた頃、「これに勝てるバシャーモを考えて通したら誰もバシャーモを止められないのでは?」と思い立ち、起点作りのステロ欠伸ラグラージから剣舞+雷パンメガバシャーモを通すプランを考えたところ、本当に誰も止められなくってそのまま初めて1900を超えちゃった、という構築です。サッかみのこれまでのレートの中で、最高レート更新までの勝率が最も高かった構築でもあります。

 

きゅーぽけオフ2017夏の陣『メノゴーリ』

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 orasの時に偶然生まれた色違い夢ユキワラシ♀を使ったコンセプトパとして考案したパーティ。それなりに本気の構成にしたかったので、オニゴーリ使いの知り合いで最強のひらっしゅ君に構築相談しました。結果、自身初のオフ予選抜けを達成することになりました。

 

きゅーぽけタッグバトル『ペリラグバシャサンダーナットレヒレ

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 当時話題になった「ウルトラタッグバトル」のルールできゅーぽけでも大会をやろう、ということになった時に、レアコイルとタッグを組んだ時のパーティ。2人分のパーティ12個体の種類・持ち物被り禁止というルールのため、被りが生じにくく並びが強そうなことを意識した結果、このようなパーティになりました。ペリラグナット、ペリラグレヒレ、バシャサンダーナット、ナットレヒレ等、どう取ってもそこそこ強めな見た目の並びが出来るようになっています。残念ながら予選抜けとはなりませんでしたが、縛りルールの中で組んだ割には完成度が高めだと感じていて、実際この大会での勝率もそこそこ高かったため、結構お気に入りのパーティです。

 

シーズン7『コケコ軸ラティハッサム

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 ラティハッサムは自分の中でも一番好きな構築ではあるものの、勝てるかというとまた別の話でした。そんな自分を変えたくて、初めてラティハッサムを頑張って煮詰めたシーズンでした。結果、初めてラティハッサムで1800を超えることができて、一つの大きな成長を感じられました。全く同じシーズンにカプ・コケコがサンダーになっている、割と似たメンツのクロブチさんの構築が2100に乗っていたのがびっくりするとともに、自分と似た考えの構築が2100という結果を残したことが結構嬉しかったことを覚えています。(サンダー、レヒレの型以外は大体一緒だった。)

 

シーズン9『積みリレー式アゴハッサム

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 一度USUMの新要素であったアーゴヨンを取り入れたアゴハッサムを試したいと思い、作成したパーティです。ずっと超えられなかったシーズン4の自己ベストを更新して、ハッサムを連れて1972まで行けた初めてのシーズンでした。独特な型のハッサムを活躍させられたことは嬉しかったですが、2000まであと一歩届かなかったことがとても悔しかったです。この構築は今でも結構気に入ってて、2018年のめざ熊の学祭で3位になったり、第17回南白オフ、第1回九州ポケモンフェスタで予選を抜けたりと、この6匹で色々な結果を残すことができました。

 

第15回びぶオフ『ラティハッサム亜種』

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 シーズン7でのクロブチさんの並びを参考に、ラティオスの型だけ別構築から採用しためいそう型にしたところ、使い勝手が良かったので色々使い回していた構築です。初めて参加した本州のオフであったびぶオフにて、自身初となるオフ会優勝を達成することができました。初めてのオフ会優勝は、とても嬉しかったです。また、ここで優勝できたことがラティハッサムを使う上で自信にも繋がりました。

(YouTubeに決勝のアーカイブ残ってるの地味に嬉しい)

 

第38回がにゅーオフ『自己暗示Zルナゼルネ』

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 ゼルネアスのジオコントロールを、ルナアーラのじこあんじZでコピーしつつファントムガードを復活させパワーで制圧する、というコンセプトの構築を拾ったので、ムーンシリーズの時はこれを使用していました。結果、これまでで最も手に馴染み、人生初のダブルバトルのオフでの予選抜けを経験することとなりました。

 サンムーンではダブルも頑張ると言いつつも最後の最後までシングルレート2000という目標を引きずってなかなかダブルに打ち込めなかったので、ガラル地方では最初からしっかりとダブルバトルも楽しんでいこうと思います。

 

シーズン15『ラティハッサムReturns』

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 しばらく煮詰めてきたラティハッサムですが、このシーズンで最も手に馴染む形を見出すことに成功し、ついにシングルレート2000超えを達成することができました。「好きなポケモンと共に目標を達成する」という、しばらくずっと追いかけてきた夢みたいなものが叶った瞬間で、大学生になってポケモンバトルに没頭してから一番嬉しかった出来事だと思います。

 

 この記事を書きながら思い返せば、自分のトレーナーとしての成長を感じます。最初の時期はハッサムを使えるのは上級者だけだと感じ「まずはハッサム以外のポケモンでレートを上げて、強くなってからハッサム軸を使えるようになろう」と思い、様々なポケモンを使って戦っていたものでした。当時はハッサム入りで2000を超えられるとは到底思っていなかったわけですから、当時の自分に今の自分の成果を聞かせてやりたいところです。

 

 

・アニメ

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 サンムーンのアニメは、XY&Zから雰囲気をガラリと変えて展開されました。アローラの空気に合わせたゆるいタッチのイラスト、ギャグ要素を多めにした笑えるストーリーなど、これまでとは一風変わったポケモンを見ることができたように感じます。一定の批判はあったものの、今となっては良いアニメだったなあと思っています。

 「ポケモンと共に生きる」アローラの文化が表現されていたあの空気が、やっぱりとても大好きです。イワンコニャビーが、サトシと共に修行して強くなっていった感じ、ぬしポケモンや守り神との戦いなど、いつもよりもポケモンが主人公という感じが、アローラの一番の魅力だったように思います。

 …とはいうものの、実は録画に失敗した途中の回から先を終えていないため、Amazonプライムなどの利用していつか追いつかねばと思っているところです。アローラリーグまでリアタイでちゃんと追いかけていたかった…!!

 

 

・カード

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 XYとサン&ムーンの過渡期くらいは、かなりポケカに打ち込んでいました。大学2年の時は全国のチャンピオンズリーグに足を運ぶなど、かなり気合を入れてポケカをやっていました。一年間遠征に足を運び続けたことで金銭的に全く余裕がなくなり、オマケにポケカが月一で新弾を出すようになってから、環境に追いつく余裕もお金も無くなり、またあくまで「ポケカ好きのゲーム勢」というゲームメインのスタンスを崩したくなかった自分にとって、いよいよゲームとカードの両立が難しくなったこともあり、TAG TEAMが登場した辺りから少しずつポケカを離れてしまいました。

 自分はゲーマーというより「ポケモンオタク」であるので、ポケモンカードというコンテンツにはこれからも、少しでも触れ続けていきたいと思います。剣盾以降またレギュレーションも変わるらしいので、余裕があればまたポケカも楽しめたらと思います。

 以下に、自分がポケカを頑張っていたという証を残しつつ、剣盾に胸を膨らませておきたいと思います。

 

ホウエンリーグ2017第3戦  2位

 

チャンピオンズリーグ2018 公認大会1st 8戦6勝2敗 113位(最終戦残留)

 

むしのしらせストライク杯 チーム戦 優勝

 

 (ボルケニオンばっかりやん!w)

 

 

 

・剣盾でやりたいこと

サンムーンでの思い出振り返りはこの辺に留めつつ、剣盾での抱負を語っていきたいと思います。

 

・総合レートに挑戦

 これはサンムーン最終シーズンの方でも頑張っていたのですが、ダブルバトルという壁にぶち当たって思うようにレートをあげられませんでした。剣盾ではレーティングバトルの仕様が変わるらしいのでどうなるかわかりませんが、剣盾でも総合勢として全ルール楽しんでいけたらと思います。

 

ダブルバトルでオフ予選抜け

 GSダブルでは予選抜けられたんですが、どうも全国ダブルがしこたま弱く、全く勝てませんでした。全員また一からのスタートとなる(と勝手に思っている)ガラルダブルでは、頑張って予選抜けを経験できたらなあって思ってます。

 

・オンライン大会

 サンムーンでダブル勢の友人が増えてから、彼らはシングル勢が気にするレートよりもオンライン大会とかの実績を追うということを知って、価値観が少し変わったところがあります。剣盾でオンライン大会が開催されるならば、これにもしっかり参加して、一つでも結果を残したいなって思います。

 

・オフ会優勝

 これも剣盾の間に一度はやっておきたいです!時間が経つにつれびぶオフで優勝したことはどんどん過去の栄光へと変わっていくので、また栄光を更新していきたいと思います。

 

 

 

さいごに

 サンムーンでは、オフ会にたくさん参加し、多くの人たちと交流を深められました。ゲームもカードもそれなりに真剣にやったことで、多方面の知り合いも増えました。おかげで、ポケモンがもっと好きになりました。これまでにやってきた中で一番楽しい世代になりました。

 剣盾でも、同じようにポケモンを楽しむ姿勢を忘れないように、ゲームもカードも、シングルもダブルも全部ひっくるめて楽しんでいきたいと思います。サンムーンの思い出を超えるように、最後に「ガラルが一番楽しかった」と言えるように、全力でガラル地方を駆け抜けたいです。

 これまでになく自分語りした文章でした。ここまで付き合ってもらってありがとうございます。

 ボクは剣盾でも、もっともっとポケモンを楽しむつもりです。皆さんもぜひ、ガラル地方でも一緒にたくさん遊びましょうね。

 

 それでは。次はガラル地方で会いましょう!

 

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