ヒトデちゃん戦記

サッかみのブログです。

家でも辛麺が食べたい!!

『宮崎辛麺』というジャンルのラーメンをご存知だろうか?

 ここ最近、宮崎発祥のソウルフードとして局地的にブームを巻き起こしている辛麺である。例えば『桝元』という店名を挙げれば、それかと認識できる人もいるのではなかろうか。

 醤油ベースのスープにニンニクとミンチ肉の風味、そして大量の唐辛子が香る絶品。ニンニクや唐辛子の健康作用に加え、糖質の少ない麺を使用しヘルシーだと、女性にも人気。そして辛いながらも確かな旨味があり、病みつきになる人も多い。何を隠そうこの私も辛麺を愛する一人である。

 そして2020年5月、世はコロナ禍の真っ只中である。緊急事態宣言の延長、蔓延る自粛ムードの中、辛麺を食べたくても食べに行けないという人もいるのではないだろうか。

 今日は、自炊の好きなサッかみが日頃家で作っている宮崎風辛麺のレシピをここに共有したいと思う。辛麺不足に悩む方や、試しに辛麺を食べてみたいという方の力になれば幸いである。

 

材料

(A)
600cc
醤油大さじ2
大さじ2
中華スープの素(味覇)大さじ1
砂糖小さじ1
小さじ0.5

(B)
合挽肉:100g
ニンニク:4~5片

(他)

韓国唐辛子(粗タイプ):大さじ1(好みで調節)
:1人前
ニラ:1束
:1個

 

作り方

  1. ニンニクは皮を剥いて好みの大きさに切る。大きめに切って食感を残すのがオススメ。
  2. ニラは4cm幅に切る。筆者はまとめて全部切っておいて、使う分以外はタッパーに入れて冷凍庫に入れている。葉物なので早めに使い切ることを心がける。
  3. 鍋に(A. 調味料等)を入れ強火にかけ、沸騰したら(B. 合挽肉、ニンニク)を入れ、中火で煮る。
  4. 肉の色が変わった辺りで一度味見して調整する。そこに韓国唐辛子を入れ、中火で5分程煮込む。
  5. ニラを入れて、30秒程したら強火にし、激しく沸騰したスープに溶いた卵を流し入れ、10秒程したら火を止める。
  6. 鍋に湯を沸かし、を袋に表記の時間に従って茹でる。(コンロが2つある場合、この行程は(4)辺りから同時進行で行うと時短になる。)
  7. 湯を切って器に麺を移し、スープを注げば完成!

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雑記

唐辛子について

 韓国唐辛子の粗タイプ、これに限る。スーパー等ではあまり見かけないが、カルディなどには置いてある。材料の中では一番入手難度が高いと思うが、これがないと作れないため、妥協せずにこれを求めて頂きたい。たくさん入っているので、たくさん作れるぞ!

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 なお辛いのが苦手な人は唐辛子を減らしても良いが、辛いのがそこまで苦手ではない、普通だ、という人は、レシピ通り大さじ1くらいは入れてみて欲しい。見た目が真っ赤でとても辛そうだが、見た目ほどは辛くないのだ(本当)。

麺について

 宮崎辛麺のオリジナルといえば、モチモチとしたこんにゃく麺であろう。これを再現するなら、冷麺用のきねうち麺などを買うと良い。これもカルディで見つけた。ちなみに筆者はもともと中華麺派のため、中華麺で作っている。筆者は福岡在住のため、スーパーで一度『ラー麦使用の細麺』を見かけたことがある。使ってみたが、マジで美味かったのでオススメしておく。

ニンニクについて

 辛麺とは唐辛子の中に揺蕩うゴロゴロのニンニクを食らうものである。その食感を出すため、やはりニンニクはちゃんとしたものを切って使用するのが良いが、クオリティにこだわらなければ粗みじんのチューブ等でも良い。筆者的には『桃屋のきざみにんにく』の瓶が、程よく食感もあってオススメ。余談だが、ニンニクをこれらで代用すれば、ニラをキッチンばさみ等で切ることにより、まな板と包丁を使用せずに辛麺を作ることも可能となる。この違いは大きい。

中華スープの素について

 味覇、創味シャンタンなどの中華調味料が望ましい。筆者は味覇を使用している。無くても、他の中華スープの素でも十分であると思われる。

自宅で辛麺を作ることのメリット

  1. 安い
    これに限る。中華スープの素(筆者は『味覇』を使用)や唐辛子などが家に無い場合は初期投資が必要だが、調味料を揃えればニンニク、ニラ、卵、挽肉、麺を買うだけで作れる。一食に換算すると300円もしないのではないだろうか。辛麺は店で食べると地味に高いので、これだけでもかなりポイントが高い。
  2. 辛さの調節自由自在
    本記事に掲載の韓国唐辛子は思いの外大量に入っているため、使用するときは量を気にせずたくさん使うことができる。店で辛さを足すと値段も上がるが、家ではそれも気にする必要がない。思う存分辛さに挑戦することができる。
  3. トッピング・替え玉自由自在
    店では追加料金がかかるトッピングも、自炊なら材料の量を変えるだけで自在に調整できる。夢のニンニク大盛り、卵2倍なども可能。また好きなお酒と楽しむこともできるし、麺を多めに買っておけば満足するまで替え玉もできる。料理とは自由である。

味について

 これまで何度も作ってきたが、やはり本家『桝元』の味には敵わない。自分でこうして辛麺作りに挑戦したことで、店で食べる辛麺の美味さをより実感することができた。こういった意味でも、自分で辛麺を作ることは辛麺ライフをより豊かにしてくれると思う。筆者も今後とも鋭意研究を続けていくが、この記事を読んでいるどこかの辛麺好きの方も、ぜひ研究してみて欲しい。

 

最後に

 筆者はもともと辛い食べ物が苦手だった(←本当??)。

 そんな筆者さえも泥沼に叩き落としたのがこの宮崎辛麺である。辛い。だけど美味い。しばらく経つとまた食べたい、恋しい、食べたくてしょうがない、、、。多くの人が中毒に陥るその美味しさ、ぜひ一度体感して頂きたい。

 できればお店でとびきり美味しい辛麺を食べてもらいたいが、敷居が高い、自粛している、という人は、本記事のレシピを参考に、自作の辛麺から初めても良いのでは無いだろうか。しょっちゅう辛麺食べているというリピーターの方も、ぜひ自宅での辛麺作りを楽しんで欲しい。

 皆様のよき辛麺ライフを祈ります。

 

 

5/25追記:とまと辛麺にアレンジ

 

 サッかみ家での辛麺のレシピを共有したところ、割と色々な人が実際に作ってみたと呟いてくれていて嬉しい。

 あれから、今度はとまと辛麺作りにチャレンジしたところ、上記の辛麺を割と簡単に美味しいとまと辛麺に転生できたので、追記として紹介する。

 

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〜材料の変更点〜

・水 600cc
 → 水 400cc + カットトマト缶 1/2

上記のレシピの、水を少し減らしてトマト缶を加えるだけ。とまとの酸味を飛ばすため、煮込み時間は減らさない。

トマトの味が強いおかげか、普通の辛麺よりも店の感じに近いと個人的に思っている。普通の辛麺作りには飽きた方は、こちらをぜひ御賞味あれ。