ヒトデちゃん戦記

サッかみのブログです。

【S2シングル】マスカレード・ワニワニパニック【きゅーぽけオフ冬の陣2023優勝】

 

おはこんハロチャオ〜!

 

サッかみです。

 

ポケモンSVでは初めて構築記事を書きます。

この度、2023年1月29日(日)に福岡で行われた「きゅーぽけオフ冬の陣」において、シングル部門で優勝することができました。

昨年度末辺りから多忙を極め、ほとんどポケモン対戦に打ち込むことが出来ていないながら、久しぶりに記憶に残る結果が残せて、とても嬉しく思います。

今回は、きゅーぽけオフで使用した構築について、構築記事という形で記録を残しておこうと思います。なお、ランクバトルでは対戦を十分に行えず、そちらの方では大した結果を残せていないことをご了承ください。

 

 

構築経緯

 

 

 

 

 


マスカーニャの公式設定があまりにも好きすぎたため、マスカーニャを使うことに決めました。

タスキに依存しない器用なマスカーニャが使いたいと思い、少し耐久に振った変わり種のマスカーニャを試していたのですが、最初は持ち物など構成に悩んでいました。

丁度同じタイミングで友人の間でどくびし+オニゴーリの展開構築が流行の兆しを見せ始めていた時にマスカーニャがどくびしを覚えることを知り、どくびし+でんきだまなげつけるマスカーニャから展開する構築案を考えてみることにしました。

昨シーズン2位のシグマさんが使用していたノーマルテラスタルのラウドボーンが、どくびし展開と高耐久の相性が良く、また見えづらい勝ち筋、詰め筋として優秀だと思い、たべのこしラウドボーンを抜擢しました。

でんきだまの追加効果により相手を麻痺にし、裏のカイリューりゅうのまいの起点にする流行りの動きがシンプルに強そうだったため、りゅうのまい+はねやすめカイリューを採用。

マスカーニャによる状態異常の押し付け→りゅうのまいカイリュー、たべのこしラウドボーンの積みの起点にすることを構築の大きなプランとしつつ、残りの枠をスペックの高いポケモンたちに埋めてもらうことで、スタン系の並びを作ってマスカーニャがどくびし型であることを秘匿することにしました。

それでは、メンバー紹介です。

 



 

個体紹介
※一部、ポケモンの能力をHP・こうげき・ぼうぎょ・とくこう・とくぼう・すばやさの順に H A B C D S と表記しています。

 

マスカーニャ (NN:シクラメン)


ラスタル:ゴースト
補正:ようき型 (S↑ C↓)
特性:へんげんじざい
持ち物:でんきだま
配分:H124 A204 B4 D20 S156
能力:167-156-91-x-93-179
技:はたきおとす/けたぐり/なげつける/どくびし
調整
HB:ようきドラパルトの珠ドラゴンアロー確定耐え
HD:おくびょうサザンドラりゅうせいぐん確定耐え
S:最速ゲンガー抜き

今回の構築の始まり。赤いシクラメン花言葉は『嫉妬』。

まるでタスキのような見た目からどくびしやでんきだま+なげつけるで状態異常をばら撒きます。

「マスカーニャが活躍する構築を組みたいな〜」という当初の思惑が現実になったような大活躍を見せてくれました。相手のポケモンがどくびしを踏むたびにこの子の顔が浮かびます。

最低限のすばやさを保ちつつ割と耐久に振ったため、そこそこ多くの技を耐えながら、技の試行回数を増やしています。

ところが、しばしば初手のスカーフとんぼがえりで華々しく散ってしまったため、センシティブな運用が求められます。手のかかる子…好き…。

 

 

 

ラウドボーン (NN:グレンゲ)


ラスタル:ノーマル
補正:わんぱく型 (B↑ A↓)
特性:てんねん
持ち物:たべのこし
配分:H236 B188 C4 D52 S28
能力:209-x-158-131-102-90
技:フレアソング/なまける/みがわり/まもる
調整
HB…ようきガブリアスのじめんテラスタルじしんを確定耐え
HD…余り(ひかえめサーフゴーのシャドーボールを8割耐え)
S…まひ後ゲンガー抜き


参考
【S1最終2位】展開キラチャンドラグーン【ポケモンSV】 - 未来へのバトンタッチ

シンプルに強すぎたワニ。NNは、かつて一世を風靡した歌に名を冠する花から。

ノーマルテラスタルの弱点の少なさと、てんねんラウドボーンの想像以上の耐久力との相性に惹かれました。

マスカーニャのどくびしと合わせた勝ち筋を狙うだけでなく、高耐久ながらフレアソングによりどんどん火力が上昇するアタッカーでもあります。

フレアソングの他にたたりめやシャドーボール、テラバーストなどのもう一つの技を採用するのが一般的ですが、「フレアソングの方が押したくない?」との印象から、思い切ってワンウェポン採用。残りの補助技も幾つか試した結果、マスカーニャとの相性も考え、場持ちを底上げできるまもる+みがわり+なまけるの超耐久型としました。

これが思っていた以上の成果を上げ、フレアソングの間にまもるを挟むだけで相手がどくで削れたり、まもるによってたべのこしの回復の恩恵を受ける他、こだわりアイテムを持っていそうな相手の技選択を確認したり、逆にキョジオーンなどの高耐久ポケモンに対しては上からみがわりを置いて詰ませたりなど、想像を超える働きぶりでした。

 

 

カイリュー (NN:リンドウ)


ラスタル:ノーマル
補正:わんぱく型 (B↑ C↓)
特性:マルチスケイル
持ち物:ゴツゴツメット
配分:H244 A12 B92 D52 S108
能力:197-156-139-x-52-108
技:しんそく/じしん/りゅうのまい/はねやすめ
調整
HB-マリルリの特化じゃれつくマルスケ込み耐え

HD-ひかえめサザンドラりゅうせいぐん確定耐え

S-+1で最速ガブリアス抜き

参考
【SVシーズン1最終93位】|モーガン|note

シリーズ1の王者。NNは竜を字を抱く花の名から。

麻痺状態の相手の前で、マルチスケイルを盾にりゅうのまい→痺れるまではねやすめ、の動きが凶悪で、カイリューが強いとされる所以をひしひしと感じていました。

こういった展開系の動きももちろんのこと、高い耐久と回復技、制圧力などからサイクル展開にも積極的に参加できて、その活躍ぶりは留まるところを知らない、といった印象でした。

個人的には、ラウドボーンに頼りすぎて、あまり活かしきれなかったように感じます。流石にエーススペックだったので、もっと頼ってもよかったなぁ。

(後日談...原案ではわんぱく型だったのですが、よく見たらいじっぱり型のまま使ってました。意図しない調整だったものの、逆に良い火力を示していて都合が良かったかもしれません。)

 

 

ウォッシュロトム (NN:チューリップ)


ラスタル:ゴースト
補正:ひかえめ型 (C↑ A↓)
特性:ふゆう
持ち物:とつげきチョッキ
配分:H252 C252 S4
能力:157-76-159-x-127-107
技:ほうでん/ハイドロポンプ/たたりめ/ボルトチェンジ

今世代もよろしくな、ってくらいの間柄。NNはどの花見ても綺麗な色とりどりの花の名から。

世代の序盤に流行りがちなこだわり型のロトムから、「やっぱ技打ち替えられる方がいいな〜」というありふれた流れでとつげきチョッキ型へ。

きゅーぽけオフの時まではフェアリーテラスタル+テラバースト型で使用していましたが、ロトムのフェアリーテラバーストが認知されすぎていて、ロトムにテラスタルを切る動きが全然強く感じられなかったため、マスカーニャが押しつけた状態異常や自身のほうでんと相性が良いたたりめに変更しました。

ロトム連れて行かないと厳しいな」みたいなポケモンは多くて、何だかんだ頼れる奴でした。もうちょっとハイドロポンプ当てて欲しかったな。

 

 

サーフゴー (NN:マリーゴルド)

 

ラスタル:はがね
補正:おくびょう型 (S↑ A↓)
特性:おうごんのからだ
持ち物:こだわりスカーフ
配分:H4 C252 S252
能力:163-x-147-153-111-149
技:ゴールドラッシュ/シャドーボール/きあいだま/トリック

パルデア最強格の1匹。NNは黄金の名を持つ花の名から。

変化技を無効化する特性「おうごんのからだ」が非常に強力で、味方のラウドボーンがまもるを選択した時、相手がこだわりアイテムを押し付けるトリックを使用していたなら、サーフゴー引きが安定択となります。

こだわりスカーフによって多くの相手の上を取ることができる、というのもさることながら、特殊かくとう打点であるきあいだまの存在が大きかったと感じています。

また、厄介な相手にトリックでこだわりスカーフを押し付け、微妙な技でこだわらせることで勝てる試合もあり、カイリューと併せて構築に欠かせないポケモンだったのかなと感じます。

 

 

 

ミミッキュ (NN:カルミア)


ラスタル:フェアリー
補正:いじっぱり型 (A↑ C↓)
特性:ばけのかわ
持ち物:いのちのたま
配分:H4 A252 S252
能力:131-156-100-x-125-148
技:じゃれつく/シャドークロー/かげうち/つるぎのまい

やっぱりパルデアでも強いんだね。カルミア花言葉は「野心」と「裏切り」。

確実な行動補償とつるぎのまい+フェアリー&ゴーストによる攻撃範囲と先制技のかげうち...。もはやここまでくると説明不要ですらある、この安定感は9世代でも健在でした。

ドラゴンタイプのポケモンが台頭する環境なので、フェアリータイプの高打点というだけでも大活躍。きゅーぽけオフ決勝も、この子が決めてくれました。

いじっぱり型の火力が魅力的でしたが、ようき型と勘違いして上を取られて負ける試合が多かったので、反省しています。

 

 

 

 

戦績

きゅーぽけオフ冬の陣 2023 シングルの部
予選:6戦 5勝 1敗 1位通過
決勝:3戦 3勝
最終成績:優勝

 

 

終わりに

ポケモン対戦オフ会での優勝は実に4年振りのことです。最近ではオフ会の決勝トーナメントに進出することは増えたものの早々に散ることが多かったので、ついに優勝できてとても嬉しかったです。

以前よりも実生活が遥かに忙しくなり、以前のように無尽蔵にランクバトルに打ち込むことも難しくなってきました。時代の流れとは早いもので...。

ですが、時が経ち大人になって、時間がなくなっても、やっぱりポケモンが大好きであることに変化がなく、今もこうしてポケモン対戦を楽しめていることを幸せに思います。

これからも自分なりに、マイペースで、ポケモンを楽しめたらと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

それでは。

 

 

 

Special thanks

リムショット:構築協力、共闘、好敵手

 

 

ありがとうございました!