ヒトデちゃん戦記

サッかみのブログです。

【S2シングル】マスカレード・ワニワニパニック【きゅーぽけオフ冬の陣2023優勝】

 

おはこんハロチャオ〜!

 

サッかみです。

 

ポケモンSVでは初めて構築記事を書きます。

この度、2023年1月29日(日)に福岡で行われた「きゅーぽけオフ冬の陣」において、シングル部門で優勝することができました。

昨年度末辺りから多忙を極め、ほとんどポケモン対戦に打ち込むことが出来ていないながら、久しぶりに記憶に残る結果が残せて、とても嬉しく思います。

今回は、きゅーぽけオフで使用した構築について、構築記事という形で記録を残しておこうと思います。なお、ランクバトルでは対戦を十分に行えず、そちらの方では大した結果を残せていないことをご了承ください。

 

 

構築経緯

 

 

 

 

 


マスカーニャの公式設定があまりにも好きすぎたため、マスカーニャを使うことに決めました。

タスキに依存しない器用なマスカーニャが使いたいと思い、少し耐久に振った変わり種のマスカーニャを試していたのですが、最初は持ち物など構成に悩んでいました。

丁度同じタイミングで友人の間でどくびし+オニゴーリの展開構築が流行の兆しを見せ始めていた時にマスカーニャがどくびしを覚えることを知り、どくびし+でんきだまなげつけるマスカーニャから展開する構築案を考えてみることにしました。

昨シーズン2位のシグマさんが使用していたノーマルテラスタルのラウドボーンが、どくびし展開と高耐久の相性が良く、また見えづらい勝ち筋、詰め筋として優秀だと思い、たべのこしラウドボーンを抜擢しました。

でんきだまの追加効果により相手を麻痺にし、裏のカイリューりゅうのまいの起点にする流行りの動きがシンプルに強そうだったため、りゅうのまい+はねやすめカイリューを採用。

マスカーニャによる状態異常の押し付け→りゅうのまいカイリュー、たべのこしラウドボーンの積みの起点にすることを構築の大きなプランとしつつ、残りの枠をスペックの高いポケモンたちに埋めてもらうことで、スタン系の並びを作ってマスカーニャがどくびし型であることを秘匿することにしました。

それでは、メンバー紹介です。

 



 

個体紹介
※一部、ポケモンの能力をHP・こうげき・ぼうぎょ・とくこう・とくぼう・すばやさの順に H A B C D S と表記しています。

 

マスカーニャ (NN:シクラメン)


ラスタル:ゴースト
補正:ようき型 (S↑ C↓)
特性:へんげんじざい
持ち物:でんきだま
配分:H124 A204 B4 D20 S156
能力:167-156-91-x-93-179
技:はたきおとす/けたぐり/なげつける/どくびし
調整
HB:ようきドラパルトの珠ドラゴンアロー確定耐え
HD:おくびょうサザンドラりゅうせいぐん確定耐え
S:最速ゲンガー抜き

今回の構築の始まり。赤いシクラメン花言葉は『嫉妬』。

まるでタスキのような見た目からどくびしやでんきだま+なげつけるで状態異常をばら撒きます。

「マスカーニャが活躍する構築を組みたいな〜」という当初の思惑が現実になったような大活躍を見せてくれました。相手のポケモンがどくびしを踏むたびにこの子の顔が浮かびます。

最低限のすばやさを保ちつつ割と耐久に振ったため、そこそこ多くの技を耐えながら、技の試行回数を増やしています。

ところが、しばしば初手のスカーフとんぼがえりで華々しく散ってしまったため、センシティブな運用が求められます。手のかかる子…好き…。

 

 

 

ラウドボーン (NN:グレンゲ)


ラスタル:ノーマル
補正:わんぱく型 (B↑ A↓)
特性:てんねん
持ち物:たべのこし
配分:H236 B188 C4 D52 S28
能力:209-x-158-131-102-90
技:フレアソング/なまける/みがわり/まもる
調整
HB…ようきガブリアスのじめんテラスタルじしんを確定耐え
HD…余り(ひかえめサーフゴーのシャドーボールを8割耐え)
S…まひ後ゲンガー抜き


参考
【S1最終2位】展開キラチャンドラグーン【ポケモンSV】 - 未来へのバトンタッチ

シンプルに強すぎたワニ。NNは、かつて一世を風靡した歌に名を冠する花から。

ノーマルテラスタルの弱点の少なさと、てんねんラウドボーンの想像以上の耐久力との相性に惹かれました。

マスカーニャのどくびしと合わせた勝ち筋を狙うだけでなく、高耐久ながらフレアソングによりどんどん火力が上昇するアタッカーでもあります。

フレアソングの他にたたりめやシャドーボール、テラバーストなどのもう一つの技を採用するのが一般的ですが、「フレアソングの方が押したくない?」との印象から、思い切ってワンウェポン採用。残りの補助技も幾つか試した結果、マスカーニャとの相性も考え、場持ちを底上げできるまもる+みがわり+なまけるの超耐久型としました。

これが思っていた以上の成果を上げ、フレアソングの間にまもるを挟むだけで相手がどくで削れたり、まもるによってたべのこしの回復の恩恵を受ける他、こだわりアイテムを持っていそうな相手の技選択を確認したり、逆にキョジオーンなどの高耐久ポケモンに対しては上からみがわりを置いて詰ませたりなど、想像を超える働きぶりでした。

 

 

カイリュー (NN:リンドウ)


ラスタル:ノーマル
補正:わんぱく型 (B↑ C↓)
特性:マルチスケイル
持ち物:ゴツゴツメット
配分:H244 A12 B92 D52 S108
能力:197-156-139-x-52-108
技:しんそく/じしん/りゅうのまい/はねやすめ
調整
HB-マリルリの特化じゃれつくマルスケ込み耐え

HD-ひかえめサザンドラりゅうせいぐん確定耐え

S-+1で最速ガブリアス抜き

参考
【SVシーズン1最終93位】|モーガン|note

シリーズ1の王者。NNは竜を字を抱く花の名から。

麻痺状態の相手の前で、マルチスケイルを盾にりゅうのまい→痺れるまではねやすめ、の動きが凶悪で、カイリューが強いとされる所以をひしひしと感じていました。

こういった展開系の動きももちろんのこと、高い耐久と回復技、制圧力などからサイクル展開にも積極的に参加できて、その活躍ぶりは留まるところを知らない、といった印象でした。

個人的には、ラウドボーンに頼りすぎて、あまり活かしきれなかったように感じます。流石にエーススペックだったので、もっと頼ってもよかったなぁ。

(後日談...原案ではわんぱく型だったのですが、よく見たらいじっぱり型のまま使ってました。意図しない調整だったものの、逆に良い火力を示していて都合が良かったかもしれません。)

 

 

ウォッシュロトム (NN:チューリップ)


ラスタル:ゴースト
補正:ひかえめ型 (C↑ A↓)
特性:ふゆう
持ち物:とつげきチョッキ
配分:H252 C252 S4
能力:157-76-159-x-127-107
技:ほうでん/ハイドロポンプ/たたりめ/ボルトチェンジ

今世代もよろしくな、ってくらいの間柄。NNはどの花見ても綺麗な色とりどりの花の名から。

世代の序盤に流行りがちなこだわり型のロトムから、「やっぱ技打ち替えられる方がいいな〜」というありふれた流れでとつげきチョッキ型へ。

きゅーぽけオフの時まではフェアリーテラスタル+テラバースト型で使用していましたが、ロトムのフェアリーテラバーストが認知されすぎていて、ロトムにテラスタルを切る動きが全然強く感じられなかったため、マスカーニャが押しつけた状態異常や自身のほうでんと相性が良いたたりめに変更しました。

ロトム連れて行かないと厳しいな」みたいなポケモンは多くて、何だかんだ頼れる奴でした。もうちょっとハイドロポンプ当てて欲しかったな。

 

 

サーフゴー (NN:マリーゴルド)

 

ラスタル:はがね
補正:おくびょう型 (S↑ A↓)
特性:おうごんのからだ
持ち物:こだわりスカーフ
配分:H4 C252 S252
能力:163-x-147-153-111-149
技:ゴールドラッシュ/シャドーボール/きあいだま/トリック

パルデア最強格の1匹。NNは黄金の名を持つ花の名から。

変化技を無効化する特性「おうごんのからだ」が非常に強力で、味方のラウドボーンがまもるを選択した時、相手がこだわりアイテムを押し付けるトリックを使用していたなら、サーフゴー引きが安定択となります。

こだわりスカーフによって多くの相手の上を取ることができる、というのもさることながら、特殊かくとう打点であるきあいだまの存在が大きかったと感じています。

また、厄介な相手にトリックでこだわりスカーフを押し付け、微妙な技でこだわらせることで勝てる試合もあり、カイリューと併せて構築に欠かせないポケモンだったのかなと感じます。

 

 

 

ミミッキュ (NN:カルミア)


ラスタル:フェアリー
補正:いじっぱり型 (A↑ C↓)
特性:ばけのかわ
持ち物:いのちのたま
配分:H4 A252 S252
能力:131-156-100-x-125-148
技:じゃれつく/シャドークロー/かげうち/つるぎのまい

やっぱりパルデアでも強いんだね。カルミア花言葉は「野心」と「裏切り」。

確実な行動補償とつるぎのまい+フェアリー&ゴーストによる攻撃範囲と先制技のかげうち...。もはやここまでくると説明不要ですらある、この安定感は9世代でも健在でした。

ドラゴンタイプのポケモンが台頭する環境なので、フェアリータイプの高打点というだけでも大活躍。きゅーぽけオフ決勝も、この子が決めてくれました。

いじっぱり型の火力が魅力的でしたが、ようき型と勘違いして上を取られて負ける試合が多かったので、反省しています。

 

 

 

 

戦績

きゅーぽけオフ冬の陣 2023 シングルの部
予選:6戦 5勝 1敗 1位通過
決勝:3戦 3勝
最終成績:優勝

 

 

終わりに

ポケモン対戦オフ会での優勝は実に4年振りのことです。最近ではオフ会の決勝トーナメントに進出することは増えたものの早々に散ることが多かったので、ついに優勝できてとても嬉しかったです。

以前よりも実生活が遥かに忙しくなり、以前のように無尽蔵にランクバトルに打ち込むことも難しくなってきました。時代の流れとは早いもので...。

ですが、時が経ち大人になって、時間がなくなっても、やっぱりポケモンが大好きであることに変化がなく、今もこうしてポケモン対戦を楽しめていることを幸せに思います。

これからも自分なりに、マイペースで、ポケモンを楽しめたらと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

それでは。

 

 

 

Special thanks

リムショット:構築協力、共闘、好敵手

 

 

ありがとうございました!

プロセカ好きな曲ランキングベスト10【2周年ver.】

画像

 

プロセカ2周年おめでとうございます!

 

改めまして、サッかみです。

いつも楽しくプロセカをプレイしている者です。

 

プロジェクトセカイ (project SEKAI) は、セガColorful Paletteの協業によるボーカロイド初音ミクを中心としたメディアミックスプロジェクト。(Wikipediaより引用)

 

私は大学生になってからボーカロイドを聴き始めた新参者ではありますが、ボーカロイド楽曲が好きです。プロセカでは、これまでのボーカロイド楽曲に加え、有名ボカロPなどが書き下ろしたオリジナル楽曲など、多数のボカロ関連楽曲が収録されています。

 

プロセカの特徴は、単純にボーカロイド楽曲を収録しているというだけでなく、出演キャストとボーカロイドによるカバーバージョン(セカイver.)と、ボーカロイド歌唱の原曲バージョン(バーチャルシンガーver.)を、多くの楽曲において双方収録していることだと思います。したがって、例えば有名ボカロPによる書き下ろし新曲が発表される際には、プロセカ公式からセカイver.が、ボカロP公式からバーチャルシンガーver.がそれぞれ発表されるという風に、ボカロ文化をリスペクトしたスタイルをとっている点が面白いなぁと個人的に思っています。

 

前回の1周年記念の時に、個人的に好きな曲を10曲集めてランキングを作り、記事にして公開したところ、友人のオタクに曲を布教するのに便利であったため、今回2周年記念バージョンを作成します。

前回の1周年(2021/9/30)の時から、今回の2周年(2022/9/30)までの期間に登場したオリジナル楽曲を対象としたいと思います。

ぜひ聴いてみてください。そして、興味があったら、ぜひプロセカに触れてみてください!

↓去年の記事
scizor-gos.hatenablog.com

 

※以下、好きな曲をランキング形式で、番外編+10位→1位の順でご紹介します。

※もちろんこの他にも最高に素敵なオリジナル楽曲が多数あるので、興味があったらぜひ探してみてください。

※あくまで個人的なランキングなので異論は認められます。ぜひご自身の感想も発信してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

番外編:ラストスコア / せきこみごはん

www.youtube.com

 

番外編では、プロセカが行っている公募楽曲コンテスト「プロセカNEXT」の入賞作から1曲紹介します。この曲は、とても音が綺麗!曲を通しての展開の壮大感を、ピアノとバイオリンのめちゃめちゃ綺麗な音が旋律が彩っています。ゲームの譜面も、まるでピアノを弾くような配置になっていて、この音に乗ってリズムゲームを楽しむことができます。イントロ・アウトロのポップな電子音も快感を与えてくれて、品があってメロディアスながらポップでリズミカルな、イチオシの曲です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

番外編:未完成讃歌 / しゃいと

www.youtube.com

 

すまん、1曲に絞れんかった。

これもピアノ的高音のメロディーや鐘の音といった尊い音を奏でる、にも関わらずハイテンポでギターとドラムが走る、華やかな疾走感のある曲です。そんな特性もあって、リズムゲームが結構難しくやりごたえがある。イントロの特徴的な旋律がとてもクセになります。方向性はラストスコアと近いのかなと思ってたのですが、本記事執筆にあたり改めて聴き比べてみると、重厚感のあるラストスコアに対してギターなどのライトなサウンドがある未完成讃歌は、より明るくポップなメロディーが印象に残り、どちらもいい曲だなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

番外編:それでもいいんだよ / Ponchi♪

www.youtube.com

 

悪い、もう一曲だけ書かせてくれ。

僕はこの曲のメロディーも歌詞も好きです。スネアドラムやクラップの音が跳ねるようなラップ調のメロディーで、思わず乗ってしまうほど気持ちよく楽しい曲なのに、歌詞としては割とずっと陰鬱で雨が降ってるんですよね。要はそんなネガティブな気持ちや現実を前向きに捉えて背中を押してくれる、そんな曲なわけです。PVは実写映像と手書きイラストを組み合わせた特徴的な構成ですが、雨の中を笑って進むミクが可愛い!筆者は元々雨は苦手な方ですが、ジトジトした日には傘をさし、長靴を履いて、この曲を聴きながらスキップでもしたいと、そう思うほどに軽快な曲です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10位:アイデンティティ / Kanaria

www.youtube.com

www.youtube.com

 

お待たせしました、いよいよベスト10の紹介に入っていきます。とはいっても10位のこの曲は、どちらかというと番外編で紹介すべき方向性の曲かもしれませんね。

10位のこの曲はプロセカのカップヌードルコラボの際、「カップヌードルの定番商品をテーマにした楽曲」として書き下ろされた楽曲です。は??

カップヌードルコラボで書き下ろされた曲は複数あり、他だと『青色絵具』『サラマンダー』『コスモスパイス』『徳川カップヌードル禁止令』が該当。「シーフード + しお → 海辺の街の情景」を描いた『青色絵具』の芸術的な歌詞も含め、他の4曲はそれなりにカップヌードルに絡めた曲になっているなぁと感じたものの、『アイデンティティ』のカップヌードル要素は一体…。Kanariaさん個性出しすぎでは??歌唱キャラの宵崎奏がカップヌードル好きという設定だけなのでは???…と思っていたのですが、カップ麺と言われればまずカップヌードルを思い浮かべる程に、カップヌードルしょうゆ味はカップラーメンのアイデンティティそのものである』『何を試してもやっぱりこの味に戻ってくる』という考察を読んで横転。Kanaria、お前がナンバー1だ!!

と、様々に考察の余地を含むこの曲は Kanaria 特性全開の楽曲で、早いテンポに鋭いピアノ音とキック、ベースが刺さる。アーティストの表現力って凄いな…と、しみじみ感じさせられる曲です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9位:パラソルサイダー / ナナホシ管弦楽団

www.youtube.com

www.youtube.com

 

MORE MORE JUMP!の夏イベント曲。ザ・夏曲といったハイテンポのアッパーな曲で、ひとまずリズムに乗って暴れるだけで幸せになることができます。流石のギターが非常に良いのと、歌詞の言葉選びも好きです。筆者はセカイver.もバーチャルシンガーver.もどちらも好きです。Aメロで少し静かになったりBメロからクラップが入ったりと抑揚が絶妙で、サビとアウトロで最後まで駆け抜けていくので爽快感があります。

「ほら もっと熱く もっと高く 飛べそうな予感が急上昇!」の中に隠れる「MORE MORE JUMP!」、そういうとこやぞ(好き)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8位:Flyer! / Chinozo

www.youtube.com

www.youtube.com

 

8位に、Vivid BAD SQUADの『Flyer!』です。このユニットはガチボーカルユニットみたいな扱いなので、もっと大人っぽくてディープな歌を歌ってることが多いんですが、これはかなり明るめの曲で、普段とのギャップが印象的な曲でした。ですがめちゃめちゃ歌が上手いので、PVも合わせて透明感というか鮮やかさというか、そんなものが声の中にあるのがスゲェ〜〜と思うところです。秋奈さん歌ウメーーー!!

ビビバスは男性陣も歌上手いので、逆に高音とかもしっかり出しすぎちゃって男女混声のバランス悪く感じる時もあるんですが、この曲は全体的にバランス良くて、とことん心地よく聴き尽くせます。PVの色使いもビビッドで、こういう雰囲気大好きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7位:イフ / ユリイ・カノン

www.youtube.com

www.youtube.com

 

綺麗な音と素敵な旋律に力強いメッセージの乗ったモモジャンの曲です。筆者はハイテンポなロック調の、どちらかといえば激しめの曲が好きなのですが、これはその好きとは別の方向から心に響いてくる好きな曲です。

MORE MORE JUMP!というアイドルがこの曲を歌い上げること。

「美しい嘘も 汚れた真実も」

モモジャン歌唱は透明感があって合唱として好きなのですが、個人的に好きなのは月詠み歌唱ver.です。

ラスサビ、特に「歌じゃ人生も何もきっと救えない でも君の為に歌いたい」のところ、高まり方が尋常じゃない。何なんでしょう、うまく言葉にできません。歌詞と、そこの旋律、伴奏、全て噛み合って、筆者に「良い…」と思わせてくる感じがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6位:月光 / キタニタツヤ × はるまきごはん

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

 

Vivid BAD SQUADへの提供楽曲で、キタニタツヤ氏とはるまきごはん氏の合作。ボカロP提供のオリジナル楽曲は大抵ユニットのイベントストーリーなどに合わせて、それらしく含みを持たせた曲が多いのですが、それを行いながら、両氏の個性を全開でぶつけ合っているような贅沢な楽曲。セカイver.、バーチャルシンガーver.に加え、作曲者ら本人によるセルフカバーver.もある、これもまた贅沢な3部構成。キタニタツヤパートとはるまきごはんパートがセパレートになっており、本人やボーカロイドの歌唱、PVアニメーションの制作などもほぼセパレートで、フレーズごとにキタニタツヤ感、はるまきごはん感が万歳。それぞれの個性を50%ずつ出し合ったというよりは、それぞれの個性100%全開でコミュニケーションしているように感じます。

筆者は過去に『アスター』からはるまきごはんを知ってファンになりました。ねっとりしたダークポップな感じが堪らなく好きです。しっとり沈むようなポップで、どこかミステリアスな雰囲気を纏いながら紡がれる展開に、思わず聴き入ってしまう、そんな曲です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5位:てらてら / 和田たけあき

www.youtube.com

www.youtube.com

 

筆者の最推しユニット『Leo/need』の楽曲です。キーボード・咲希ちゃんのイベント曲なんですが、ま〜〜棘がある毒がある。クールで鋭く、俗な表現を借りれば「ロック」。Leo/needの楽曲では夜空だとか星だとかのワードがよく用いられるのですが、この曲の中では今までとはまるっきり違う形で登場します。

1年前の記事で『ステラ』という曲が好きだと書いたのですが、「『てらてら』という名前は『ステラ』にかかっているのでは」という考察を目にして地球(ほし)から転げ落ちました。ステラ、未だに「レオニの楽曲で一番良い」みたいな評価多いんですよね。もしかすると、とはいえもしかしなくても、てらてら、カッコ良すぎるな??

曲自体も、メロディーやリズムがとても際立つ演奏というか、無音の使い方が特徴的。音が止まる瞬間が所々にあることで直後のハネが心地良くて、それがノリの良さに繋がってる感じがします。

このイベント時の咲希ちゃんのキャライラストが良すぎて、久々に推し以外のガシャで持ち石を溶かしました (引けなかった)。PVのRella氏のイラストもありえんカッコ良くて大好きですね。

↓[記憶の深淵] 天馬 咲希

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4位:マシンガンポエムドール / cosMo@暴走P

www.youtube.com

 

4位に挙げたのは、1周年記念の際に「高難度楽曲」として書き下ろされたこの曲。『初音ミクの消失』など多くのリズムゲームで高難易度曲として扱われる高速曲が有名な cosMo@暴走P氏が手がけた楽曲です。「リズムゲームの高難易度曲として書き下ろされた歌」という特性と「少女の狂気めいた溺愛」というテーマを見事に融合させた歌詞は秀逸です。曲・イラスト・動画の全てを cosMo@暴走P氏が手がけていて、動画全体を1作品としてその世界観が表現されています。

ゲーム内ではもちろん超高難易度の譜面が用意され、クリアすらままならないほどの砦となっていることをさて置いても、単純にボカロ楽曲として非常に魅力的な1曲です。非常に高速で複雑なメロディーラインや高速ツーバス、(cosMo@暴走Pの楽曲によく登場する)メトロノームなど、流石やはり思わずリズムに乗ってしまう心地良さがあります。

聴くたびにこの複雑で速いリズムが掴めるようになってきて、歌詞が聴こえるようになってきて、そこに隠れた感情に気を向け始める頃には、既にこの曲の虜になってしまっています。曲を噛み締めるためにも、リズムゲームの譜面攻略のためにも、リピート必至の1曲。オススメです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3位:STAGE OF SEKAI / 針原翼(はりーP)

www.youtube.com

www.youtube.com

 

筆者の最推しユニット「Leo/need」は、幼馴染で結成されたガールズバンドユニットです。この曲は、超王道なバンド曲的な構成なところがまず好みにブッ刺さりました。筆者は邦ロックなどが好きなのです。ものすごく好みな曲調の上、サビで盛り上がる展開や、ラスサビで低い転調・高い転調で更に盛り上がり、そしてアウトロで更に盛り上がって頂点で終わる、この駆け上がっていく感じの楽曲構成がかなり好印象でした。演奏したら絶対楽しいと思います。

Leo/needは本当に声がいい(贔屓半分)ユニットなので、セカイver.も好きですが、シンプルなボイスと伴奏との相性、PVの映像美も併せて、筆者はバーチャルシンガーver.推しです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2位:バグ / かいりきベア

www.youtube.com

www.youtube.com

 

現時点でのプロセカの"圧倒的人気曲"。イベント用の書き下ろし曲なのに、個性が強すぎて「ただのかいりきベアのオリジナル曲」やんけ。ちょっとゆっくり語ります。

まず、筆者はかいりきベア氏の楽曲が、元々めちゃめちゃ好きです。何度も述べていることですが、筆者はロック調の曲が好きです。それも、激しめ、パンク系のやつ。そういった音楽的な好みで、かいりきベア氏の曲の曲調が癖になっていたため、今回のコラボを非常に楽しみにしていました。

かいりきベア氏の曲は、歌詞が難解。文章というよりは、ワードを切り貼りして繋ぎ合わせたようなちぐはぐな表記が印象的です。考察不足につき、なんでこの場所にこの単語があるのかわからない、みたいな構成多いんですが、これが音に乗るとめちゃくちゃ気持ち良くピタッと当てはまる、そんな感じ。とにかく、音として聴いていて気持ちいいんです。

そんなこんなで、ゲーム内リリース時から遊び尽くし、YouTubeでの2DMV公開をもって聴き尽くし、かいりきベア公式からバーチャルシンガーver.の投稿を待ち侘び…と、長くこの曲に心酔していました。

恐らく、世のプロセカファンの多くもそうだったのでしょう。この曲は、それまでプロセカ公式YouTubeチャンネルで再生数1000万回超でトップを誇っていた『トンデモワンダーズ』を配信開始2ヶ月で抜き去り、配信開始から4ヶ月程が経とうとしている現在(2022/10/14時点)で1917万回再生と、他のどんな楽曲よりも圧倒的なペースでダントツ1位を塗り替えるという、文字通りバグみたいな記録を残した曲です。

感想記事において再生数がどうとか語るのは野暮だとは思うのですが、記録の上でも目を見張る点には触れておきたく。その本質は、ぜひご自身の耳でお確かめください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1位:88☆彡 / まらしぃ × 堀江晶太(kemu)

www.youtube.com

www.youtube.com

 

2周年時の1位に挙げるのはこの曲です。「ワンダショの曲挙げられてないな〜、あんま好きじゃないのかな?」とか思ってた?(笑) 大丈夫、1位です。

まらしぃさんといえば、ピアノ。滑らかで透き通るピアノの美しい旋律が、一曲を通して華やかに響きます。この曲の最大の魅力は、しっとりとしたピアノ伴奏の落ち着いたフェーズと、サビのようなポップで華やかな劇的フェーズの抑揚だと自分は思います。この両者がそれぞれしっかりとした輪郭を持っているから、この短い1曲の中に感情ごと聴き入ることが出来るのだと思います。

そして、曲の感想として不適切かもしれないけど、この曲が最も好きな理由の一つは"思い出補正"です。この曲がイベント曲を張っていた時期、ちょうど自分に辛い出来事があって、ひどく気持ちが沈み、落ち込んでいました。元々この曲にどハマりしていたこともあって毎日聴いていたところだったので、ふとそんな時にこの曲を聴いたのでした。前述のように、美しい音色と見事な展開のおかげで、この曲の歌詞は他の曲よりもよく染み渡るのです。そしてこの曲は、失敗や辛いことを笑い飛ばし、前を向かせてくれる、そんな曲です。ある日の朝、ふと聴いたこの曲でボロ泣きして以来、ずっと自分を支えてくれている不動の一位。

以下に、筆者が好きな歌詞を、筆者を支えてくれる歌詞を幾つか置いておきます。

「きっとそうだ そんなもんだ 夢も希望も欲張っちゃえばいい」

「朝になって 息を吐いて それから今日を彩っていけばいい」

「酸いも甘いも何もないの? そんな君に幸せが降るといい」

「調子乗って 飛んでいって 時折ほんのちょっと座っちゃえばいい」

「やむを得ずも空回り?どたんばたん楽しんじゃえばいい」

このタイトルの「88」という数字にも、本当にたくさんの意味が込められ、この曲にも、たくさんの技巧が凝らされているそうです。全て挙げるとキリがないので、ここでは省略します。気になる人は調べてみてね。

 

 

 

 

 

今回はここまでとします。

ほんとはもっと良い曲あるんだけどね。10曲選び抜くの、めっちゃ難しかった!

何か、皆さんの心に残る曲があれば幸いです。ぜひたくさん聴いてほしいです。

まだ触れたことない人、ぜひプロセカもやってみてほしいです。他の楽曲にも触れてみて、ぜひ好きな曲の話を聞かせてください。

apps.apple.com

 

【ポケモン映画祭 感想戦】第三部『ディアルガVSパルキアVSダークライ』

ハローどうも、サッかみです!

前回の記事から少し時間が空きました。お久しぶりです。

現在世間ではポケモン映画祭』が開催されており、今回はその第三部……と言いたいところですが、まだ第二部です。というのも、先々週に新型コロナウイルス感染症に罹患してしまい、自宅待機期間と重なって、第二部『七夜の願い星ジラーチ』を観に行くことが出来なかったのです。ですが、タイトル変えるのも紛らわしさがあるので、この記事のタイトルは第三部としておきます。

というわけで今回はディアルガVSパルキアVSダークライ視聴後の感想をお送りします。前回の記事で、サッかみが"一番楽しみにしていた"と述べた本作品。記憶の鮮やかなうちに、文字に残していきます。

以下、ずっと前の作品ということで、ストーリー等に関する重大なネタバレも含みつつ記述していきます。もし「まだ観ていない」という方がいらっしゃれば、ぜひご鑑賞の上、この先を読んで頂けると幸いです。よろしくお願いします!

 

2007年 ディアルガVSパルキアVSダークライ

 

 

 

冒頭、今度は10thの表示。

本作はポケモンアニメ10周年の節目の作品であり、最初にこれまでの映画の主役を飾った伝説・幻のポケモンたちが、順々にパフォーマンスする。サトシ・タケシ・ヒカリが歩いてくる背景には、これまでの映画の名シーンが数多映し出され、メモリアルな作品であることを強調していた。

そして一方、本作はダイヤモンド&パール時代の最初の作品であり、歴代映画で唯一の『劇場版3部作』の構成をとる長編の第一部にあたる。「誰も見たことのない、新たな物語が始まろうとしていた」という、劇場版3部作の幕開けを知らせる特徴的なアナウンスと共に、時空の狭間におけるディアルガパルキアの壮絶な争いから本作は始まった。

ディアルガパルキアの争いは何故起こったのか、この物語はどこへ帰着するのかは、ぜひ続編の『ギラティナと氷空の花束 シェイミ』、そして『アルセウス 超克の時空へ』をご覧頂きたい。本記事では割愛する。

 

サトシがアラモスタウンを視界に捉え、しかし圧倒的に理不尽な街構造により入り口となる橋の反対側に出てしまったところで、気球に乗ったアリスと出会う。

ここが第一のポイント。アリスの顔が良い!!

アリスは 𝑺𝑼𝑷𝑬𝑹 素敵なキャラで、気球に乗っている間にも草笛による演奏を披露し、途中発生した謎の時空の歪みによる衝撃波に襲われた時も「お詫びに、街を案内してあげる!」なんて、全くアリスのせいじゃないのに優しい子……好き……。

この後に庭で出会うのがアルベルト男爵とトニオ。トニオは根っからの科学者タイプという感じで、物事に熱中しすぎてよく転んだりぶつかったりと、事故に合いがちな男である。しかしアリスはトニオのことが大好きで、トニオの仕草にドキッとして目が潤む瞬間(これマジで好き)とか、アルベルト男爵に言い寄られた際には「私はトニオが好きなの!」と声を張って腕に抱きつくなど、どこまでいい女??マジで好き。あなたがトニオのことを自信を持って愛している、その自信が好き。強き女。ああ、アリスのような幼馴染が欲しかった。どうかトニオと結婚して幸せになって欲しい。

そのくせに、憎たらしいのがアルベルト男爵とトニオである。嫌がるアリスを、高貴な身分からかやや強引に誘うなど、女性の気持ちを全く考えず、はしたない男である。男尊女卑の古典的概念に髄まで支配されていそうで、パートナーさえ損歳に扱いかねないだろう(超偏見)。相棒のベロベルトが可愛くなければめちゃめちゃヘイトを向けていたところだ。できればアリスに気安く近付かないで欲しい。

一方のトニオは、アリスと対照的に自信が無いのか、アリスがトニオのことを好きだと宣言したことに対して「笑える冗談だ」と笑い飛ばしたアルベルトの言葉を間に受け「冗談か…(笑)」などと微笑するのだ。オイ!!!!(デカ声)

オマエの好きな女が、オマエのことが好きだとデカい声で言ってるのに何言ってるんだこの男は??Q. この男は何者ですか??A. アホです。もし私がグレッグルだったら、ボールから飛び出して一発どくづきを放り込んでいる。好きな女の気持ちを大事に、しろーーーっっ!!!

それに対しアリスは「知らない!」と言って、プイっと外を向いてしまうのだ。嗚呼、恋。アリスはトリオを蹴り飛ばしても良い。首輪をはめて引きずっても良いので、早く2人で婚姻届を役所に提出しに行ってほしい。

 

この辺りで、街で起こっている異変が庭の造形に爪痕を表し、そして都合の悪いタイミングで、ダークライが初登場する。第一印象ゼッタイ悪者扱いされるのは、あくタイプのお決まり的な流れである。ダークライは影から登場することもあって、登場するその瞬間、少し日が翳る。それをチェリムのフォルムチェンジで表現するのは、なかなか趣があった。

先に展開を明かすと、街の異変の原因はディアルガパルキアであり、ダークライはそれを止めて庭のみんなを守ろうとする心優しいポケモンだったのだ。ダークライはこの街に逃げ込んできたパルキアに対し「ココニ来ルナ、出テ行ケ」と言うものの、サトシたち相手にもこれを連呼。サトシたちは事情がわからないものだからダークライに噛みつくので、ダークライダークホールでサトシを悪夢に陥れ、悪夢の中で本当に伝えたいことを見せた。

ダークライ、口下手すぎんか??

ダークライは一応言葉が喋れるらしいので、「街に強力なポケモンがやってきている。街や、みんなが危ない。止めねば。」など流暢に危険を伝達し、サトシたちに素直に協力を依頼していれば、もう少しスムーズに事は進んだだろうが、しかしその口下手さがこの後良い味を出すのだよな…。みんながダークライを悪者扱いするシーンは少々寂しさがあって見てられないのだが、もう少し我慢だ。

 

トニオの分析などもあり、みんながいよいよダークライへの誤解、そしてパルキアの存在に気付いたその時、ダークライから、傷付き眠るパルキアへの攻撃が始まる。ダークライは一人でパルキアの元に突っ込み、そして瞬く間に弾き返され、地面に突き落とされる。

このシーン、伝えたいことが多い。

まず、パルキアの圧倒的な存在感である。このシーンに至るまで、街のトレーナー総出でダークライの討伐に挑むものの、ダークライの強さになす術なく敗退したシーンがある。街のポケモントレーナーたちが束になって挑んでも勝てなかったのがダークライだ。ダークライは強い。そんなダークライが、触れる事すら叶わず一瞬で弾き飛ばされる程の”圧倒的な力”。この存在感、まさに『神と呼ばれしポケモン』であることを象徴している。そんなポケモンが目醒めてしまったことへの絶望感や無力感が、本作の怪獣映画やパニック映画としての側面を押し出している。

もう一つが、ダークライの不器用さである。ダークライは強いポケモンである。強い者は、更に強い者の強さを理解できるはずである。当然ながら、パルキアと自分の間の圧倒的な力量の差すらも、自分で気付いていたはずである。それをわかっていながら、彼はパルキアの元に突っ込んだのだ。止められるのは自分しかいないと感じているから。不器用だから誰の助けも借りず、負けるとわかっていながら強大な敵に立ち向かい、大敗して墜落するのだ。ダークライ、不器用な男……。こんな展開『シン・ウルトラマン』で見た……。オレ、不器用ナ男、好キ……。

 

目醒めたパルキアを見て、パルキアが怪我をしていることに真っ先に気付いたのはアリス。優しい人……。どこまで素晴らしい人なのですか??優しい女性、本当に好き。すこ。

ここにディアルガもやってきて、いよいよ神々の争いが再発。街を巻き込みながら、力と力がぶつかり合う様は、本当にパニック映画。はい、この作品はパニック映画です。怒れる神々を目の当たりにし、人間が必死に知恵を絞って出来ることが『オラシオン』を奏でること、つまり『先代の残した祈りの曲を鳴らし神々の怒りを鎮める』なの、本当に一般の人間とポケモンの無力感があって好き。

ディアルガパルキアの本気の技同士がぶつかり合った時、これまでになかったレベルの白光と衝撃波が街を襲い、街の崩壊を加速させたのは、まさに『ポケモンバトル』ではなく『災害』の描かれ方だった。同時に「次に同じ衝突が起こったら終わり」という焦燥?のようなものを感じさせた。

だからこそ、第2の衝突の危険を察知したダークライが、真っ先にそこに飛び込んで行った時には、もうダークライに全ての期待がかかる。「止められるの、やっぱお前しかいねぇわ!」とデカい声でダークライを応援せざるを得ない。

そして、この第2の衝突を食い止めたダークライはこの時、体の周りに赤色のオーラを纏うのだ。このシーンだが、体の周りにオーラを纏っているのは、ディアルガパルキアの両名だけ出会った。そこに割って入ったダークライにも赤色のオーラが見えたのは、想いの強さがダークライの力を覚醒させて『神に並んだ』瞬間だからなのではないかなと思っている。もちろん事実の上では到底実力が及ばず、この後すぐに力尽きてしまうのだが、それでもこの一時だけは、ダークライが神々と対等な位置で対決をし、まさにタイトル通りの三つ巴の戦いが実現したシーンだと勝手に思っている。

ダークライは戦いに敗れ、儚くも次元の狭間へと消滅していく。この映画で唯一の別れのシーン。全ての希望は、サトシとヒカリが『オラシオン』を奏でることに託された。

 

さて、『オラシオン』の話をしよう。

オラシオンは、トニオの曾祖父・ゴーディがこの危機のために残した曲であり、アリスの祖母・アリシアがアリスに伝えた曲である。オラシオン(oración)は、スペイン語で『祈り』という意味がある。

オラシオンの意味は、祈り。」

劇中では、オラシオンは全部で4回演奏された。1回目は、庭でケンカするポケモン達を鎮めるアリスの草笛。2回目は、回想シーンの中、ダークライが初めて幼いアリシアに心を開いたシーン。3回目は、これも回想シーンの中、祖母となったアリシアが、孫のアリスにオラシオンを聴かせて伝えるシーンである。全てのシーンで、オラシオンは怒りを鎮め安らぎを与える祈りの曲として描かれており、『オラシオンを聴くと心が落ち着く』ということが、この映画を観る者の身体に直接植え付けられてきていたのだった。

迫り来る神々の最後の衝突、残されたオラシオンへの僅かな希望、そして身体でも感じるオラシオンへの期待、あらゆる角度からオラシオンで号泣する準備が整ったところで、世界一大きな楽器『時空の塔』による、オラシオンの演奏が始まる……。

 

オラシオンの演奏シーンですが、言葉で多くを語ってしまうのは野暮である、と言い訳を残して、あまり語らぬようにしておきます。というのも、このシーンであまりにも泣きすぎてしまって、よく観られていません。思わず目を瞑るほど顔をくしゃくしゃにして、うずくまって泣いたのも、嗚咽が漏れていないか気を遣ったのも、劇場では初めてのことでした。何が心を鎮める曲だ、めちゃくちゃ感動したじゃないか馬鹿。今回は遅い時間の上映ということもあったけど、独りで見に行って寧ろ良かったです。涙脆い人は単独で観に行くのがオススメ。

 

 

この映画祭が始まる前から言っていたように、最も楽しみにしていたのが『劇場でオラシオンを体験すること』だったが、これ程までに大きな感動を受けるとは想像していなかった。というか、知ってる話でこんなに泣けるものかと驚いた。

 

オラシオンにより平静を取り戻した神々は、それぞれの棲家へと帰る。この時にサトシがパルキアにかけた「パルキアのバカヤロー!!」という台詞、色々とネタにされがちなシーンではあるが、片や『神々とのコミュニケーションが成立した貴重なシーン』でもある。

動物の行動学的にはコミュニケーションは"何らかのシグナルを介して情報を伝達すること"などのように定義されるが、ここまでの物語の中で、荒ぶるパルキアディアルガに対して「戦いをやめてほしい」といった人々の思いは全く伝わっていなかったと言って良い。思いが伝わったのは、オラシオンにより祈りが届いたシーンと、サトシがパルキアに「バカヤロー!」と発したあのシーンくらいのものである。オラシオンをシグナルとして一方的に祈りを伝えた前者に対し、後者はほぼ『会話』と言って良い。まさにオラシオンが神々の怒りを鎮め、人々との対話を可能にした名シーンなのだ。

「バカヤロー!」と罵るのは理不尽だ、との意見が多いが、実際、戦いから逃れ一方的にアラモスタウンを利用し、街を巻き込んで戦闘を行なった等、それなりの非があると言っても過言ではないパルキアに対し、街や、更にダークライの存在を失ったサトシに込み上げる感情を察するに、理解できなくもない発言である。これを受け入れ、街を復元することで応えるパルキアの懐の深さが垣間見えると同時に、やはりその機会をもたらしたオラシオンの力強さを感じざるを得ない。

 

全てが元通りになった後、居なくなったダークライを惜しむサトシ達の前に、ダークライの影が映し出され、無事であったことに歓喜する一行と、ダークライの帰還を最後に、話は終わる。

およそ感動作のラストシーンとは思えない悪役チックなBGMと、ダークライのアップからブラックアウトする演出、まさにダークヒーローというか、どこまで行ってもあくタイプの幻のポケモンダークライであるという感じが、他の作品にはない印象を与えていて好き。

本作のテーマ曲はサラ・ブライトマンの『ビー・ウィズ・ユー ~いつもそばに~』。非常に豪華なキャスティングで、物語に相応しい名曲なのだが、この曲の感想や解釈は、またいつか別の機会に。

 

 

 

 

…ということで『ディアルガVSパルキアVSダークライ』の感想をお送りしました。

まとめると本作品は、所々で発生したコミュニケーションの不通と、そのために悲しくも起こってしまった神々の争い・破壊に対して、それを不器用ながらも乗り越えようとする人やポケモンのたくましさと、その結晶であるオラシオンによって、人やポケモンが心を通わせることに感動を覚える、素晴らしい物語だったと思います。

迫力ある怪獣・パニック映画としての側面と、これを繋ぐ切り札が音楽であるという、楽曲に優れた映画としての側面を併せ持ち、まさに『映画館で観るべき』作品であったと思います!

9/2~9/8は、3作品が日替わりで再上映されます。もし「気になっていた作品があったけど観ようと思っていたうちに終わっちゃった…!」という人は、ぜひお近くの映画館の上映スケジュールを調べて、観に行ってみてくださいね!

 

本感想記事の執筆が遅れているうちに、先日9/3に、とうとう『七夜の願い星 ジラーチ』の視聴も終えました。こちらの感想も、近いうちにブログにて文章にまとめようと思います。

それでは!

 

【ポケモン映画祭 感想戦】第一部『水の都の護神 ラティアスとラティオス』

 

ハローどうも、サッかみです!

ポケモンに関してはおよそ1年ぶりの更新ですね。皆さんお久しぶりです。

今年、2022年の夏は、ポケモンファン大歓喜のイベント『夏の思い出、ゲットだぜ!25周年ポケモン映画祭』が開催されております。

歴代ポケモン映画で人気投票を実施し、人気上位の作品を放送するというもの。同様の取り組み自体は毎年あって、上位人気を獲得した作品がYouTubeなどでプレミア公開されておりました。

例年と大きく異なるのは、今年は劇場で上映されるというもの。大好きなあの作品が、思い出のあの作品が、劇場の大きなスクリーン、圧倒的な音響設備で蘇るのです!

今回の人気投票の結果、および上映スケジュールは以下の通り。

 

 

今回は、イベント告知から今日までの背景を踏まえ、たった今、劇場にて鑑賞を終えた『水の都の護神 ラティアスラティオスの感想を書いていきたいと思います!

以下、ずっと前の作品ということで、ストーリー等に関する重大なネタバレも含みつつ記述していきます。もし「まだ観ていない」という方がいらっしゃれば、ぜひご鑑賞の上、この先を読んで頂けると幸いです。よろしくお願いします!

 


↑サムネ用

 

 

〜イベント告知から今日まで〜

 

時は2022年、6月17日。

 

ポケモン公式から、本イベントの告知がTwitterで公開された。

サッかみがこれに気付いたのは、翌朝のことであった。

 

 

当時はまだ『投票上位の作品は劇場で上映される』ことに気付いていない人がほとんどであり、界隈の盛り上がりも最初は静かなものであったと記憶しているが、例年との違いにいち早く気付いたサッかみは朝から大興奮であった。

 

 

 

 

 

約5分で無理になった (語彙)。

 

 

これまで、ピカチュウ・ザ・ムービーは何度も観てきた。それはもう、網膜の隅々に焼き付くほどに観てきた。

劇場での上映に何を最も期待するかといえば、やはり音響であった。大画面での視聴もさることながら、心の臓に響くような映画館のオーディオは作品への没入感や感動をより一層もたらしてくれるのだ。

『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』という作品をご存知だろうか?TVアニメシリーズの劇場版であるが、その内容や演出はミュージカルそのものであり、劇場でこれを視聴することは生の舞台を観劇する体験にも等しいものであった。故に「劇場で観なければ勿体無い」とまで評価されたこの作品を、私は、あまり映画館に足を運ぶ人間でもないながら、二度は観に行った。

少し話が逸れたが、これ以降『劇場での鑑賞』という体験を私は大切なものと認識した。家のテレビで観るのとは大きく違うその体験が心身を揺さぶる、そういったものを求めるようになったのだ。

 

さて、今回のイベントでは、初代『ミュウツーの逆襲』から最新作『ココ』に至るまでの全24作品(*)を対象として投票が行われた。一人あたり、投票できる作品は1つであり、上映されるのは上位3作品だ。これを踏まえて、サッかみが熟考した『劇場で観たいランキング』は以下の通りだ。
*:『ビクティニと黒き英雄 ゼクロム / 白き英雄 レシラム』を別作品として数えている。

 

 

1位:ディアルガVSパルキアVSダークライ

非常に迷ったがこれが一番だった。幼い頃に劇場で見惚れた、ラストシーンのダークライの立ち姿をもう一度劇場で観たい。そして劇中曲『オラシオン』を、どうしても映画館で聴きたい!!

 

 

2位:水の都の護神 ラティアスラティオス

王道中の王道。主題歌はもちろん、OPテーマ、劇中挿入歌、BGM全てにおいて非常に人気が高く、聴きたい曲が多すぎる。ストーリーも大きな感動を呼ぶものであり、文句無しで観たい作品。ただそれ故に、サッかみが投票しなくても上位3作品に入選することはほぼ確定のため、逆張りオタクの思考が働いて2位に落ち着いた。

 

 

3位:七夜の願い星 ジラーチ

ストーリーの感動もさながら、主題歌『小さきもの』を劇場で聴きたい……というのは2番目の理由。本当の目的は同時上映『おどるポケモンひみつ基地』の視聴であり、テーマ曲『ポルカ・オ・ドルカ』を聴きたかったのだ!

 

 

これらを、サッかみが選ぶ3作品とした。

ちなみに惜しくも選考を外れた第4位は『ココ』だ。主題歌・劇中歌を岡崎体育氏がプロデュースしており、またストーリーも大人の感動を呼ぶ構成になっている。サッかみが歴代作品で最も泣いた作品であり、好きすぎてCDとDVDのセットを購入した唯一の作品である。他の作品を差し置いても観たい気持ちは強かったが、2020〜2021年にかけて上映された直近の作品を改めて上映しなくても良いだろうと思い、ここは昔の作品に枠を譲ることにした。

 

 

時は流れ、2022年7月15日。ついに、上映3作品が公開となった。

 

 

なんと、サッかみが本当に観たかった3作品全ての上映が決定したのだ!!

 

 

 

 

…と、このような背景があって心の底から楽しみにしていた今回のポケモン映画祭。

前置きがやたらと長くなってしまったが、ここからいよいよ、鑑賞終えたばかりの第一部『水の都の護神 ラティアスラティオスについて、その生まれたてホヤホヤの感想を記していきます!

 

 

 

 

〜『水の都の護神 ラティアスラティオス』感想〜

 

お待たせしました、感想本編!

まずは同時上映『ピカピカ星空キャンプ』から。

一番最初に「PIKACHU THE MOVIE 5th (ピッカァ!)」の文字列がどどーんと表示され、一気に2002年にタイムスリップする。

令和の映画館にピチューワニノコの鳴き声が響き渡り、懐かしさを身体が支配した。

驚いたのは、ヨマワルピチューたちを驚かすシーン。ピチューの視界の外から、物音などで巧みにピチューを怖がらせていくのだが、劇場では「ガサッ」という茂みの音など、聞こえる音ごとに方向や距離感が異なっていたのだ!

これで一層、ピチューの緊張感が伝わってきた。これぞまさに劇場ならではの体験。伝え忘れていたが、サッかみの初劇場版は『裂空の訪問者 デオキシス』であり、本作品を劇場で鑑賞したことは人生で一度も無かったのだ。

ストーリーは何度も見たはずだが、やはり忘れている部分も多く、見返して新たに気付く部分は多かった。「ワニノコ迷惑な奴やなぁ」とか、「ソーナノめちゃめちゃ可愛いなぁ」とか、ワニノコ迷惑すぎないか??」とか。いや、それがいいところなんだけど、ヒノアラシがめっちゃ泥被ってた時は流石に同情した。

唯一悲しかったのは、EDテーマ『ポケッターリ モンスターリ』で踊れなかったこと。これは同感のファンも多いのではないか。ピカチュウたちがあんなに楽しそうに踊っているのに、なぜ私たちは椅子に縛り付けられているのか。コダックと一緒にふざけることもできず、ただ見つめることしかできないのか (※コダックは至って真面目です)。サッかみは本作品を劇場で観たことが一度もなく、家のテレビでしか観たことがない、つまり『ピカピカ星空キャンプのエンディングでポケッターリ モンスターリを一緒に踊らなかったことが人生で一度もない』ため、これは非常に苦しかった。

 

そしていよいよ本編。

先にも述べたが、本作は楽曲の人気が非常に高く、サッかみにとっても事前に「これを劇場で聴きたい!」という楽曲が多かった。

楽しみにしていたのはめざせポケモンマスター2002』『謎の少女(迷宮)謎の少女、再び(迷宮)』『SECRET GARDEN』『ひとりぼっちじゃない』の4,5曲。物語の進行に合わせて紹介していく。

 

まずは序盤の水上レース。地味に好きなネイティ&ネイティオのスタート合図を大画面で視界に収められて、頬が緩む。

ここでお目当ての1曲目『めざせポケモンマスター2002』と対面。この曲は本作の世界観に合わせてアレンジされたオープニングテーマで、軽快なメロディーながらも映像の水上レースと合わさって爽やかな疾走感を覚えるもの。

この水上レースのシーンは実況がユニークで好きだ。サトシがラティアスの力でコースアウトしてしまい「や〜だ〜」っていうところがかなり好き (伝わる?)。

 

この後のシーンで初めて人間の女の子の姿のラティアスが登場し『謎の少女(迷宮)』が流れる。印象的なメロディーなので、一度でも映画を見たことある人ならきっと耳に残っていると思う。あの曲です。女の子姿のラティアスは無口なのでミステリアスな雰囲気があり、曲の雰囲気ととてもよく合っていると思う。

曲の雰囲気が愛されることの一つは、街の雰囲気だと思う。本作の舞台・水の都・アルトマーレは、イタリア・ヴェネツィアをモデルとしたお洒落な雰囲気漂う街だ。他のポケモン作品に無いような異国感とBGMの雰囲気とが相まって、独特な世界観への没入を助けているのだと思う。

 

この後、一悶着を終えて再び同じ姿の女の子を目撃し、『謎の少女、再び(迷宮)』が流れる。同BGMとしてはコチラの方が有名だと思う。比較的しっとりとした印象の『謎の少女』よりも少し軽快さが増した感じで、走って追いかけっこするのにはこっちの方が合っている気がする。このシーンで最初に目撃したのはカノンで、途中から再びラティアスを追うことになるのだが、無口なぶん仕草で語るラティアスの、その仕草がとても可愛いなぁと思った。

 

追いかけっこの末に秘密の庭に辿り着き、ラティアスラティオスの正体を知る。ここから名シーンの一つ、秘密の庭での遊びが始まる。挿入歌『SECRET GARDEN』を背景に、ラティアスラティオスピカチュウとサトシをもてなすシーンだ。

大きな画面で観て改めて思ったのはラティアスがま〜〜可愛い。エッ、可愛すぎん?嘘でしょ?こんなに可愛かったっけ?バグ?何これ?画面が大きいので細部まで目が往くが、表情、色彩、もはや輪郭すら全て可愛い。ハ〜〜〜ッッ……「愛」。降参です。

 

この後、悪役との衝突により物語が動き出すわけだが、悪役のザンナーとリオンは本当に良いキャラしてる。迫力のバトルシーンが繰り広げられるが、中でも特にアリアドスと、復活したプテラカブトプスとの対戦シーンが好きだった (エーフィももちろん好きだよ!)。

ラティアスラティオスの兄妹愛を散々目の当たりにして、涙腺ゲージを溜めていく。この辺りから先の展開は、何度も観ているため覚えてしまっているのだが、「そろそろあのシーン来るな…」というその先読みだけでもう泣きそうになる。

なんとか堪えてクライマックスのシーンを迎える。

巨大な波に突入し、最後の光を放つシーンで遂に涙腺が決壊。

ラティアスの表情、天まで届く光。

号泣。

何度観ても絶対に涙する不思議。

今回初めて気付いた点を挙げるとすれば、海に落ちたラティアスを運んでくれたマンタイン、の横を泳ぐチョンチーの表情がとても良いと思いました。

 

そして迎えたラストシーン。

サッかみには『心に期待した100%のものを体験すると感動で泣く』という癖があり、これは別に涙を流すようなシーンでなくとも号泣してしまいます。

ここでは、大画面いっぱいのキスシーンから最後に絵を眺め、主題歌『ひとりぼっちじゃない』のイントロに全てを攫われることを期待しています。

 

画用紙を片手にやってくる少女、船を止めさせて待つサトシ。

桟橋で二人が出会うシーンでは、奥に映る海がこれまで以上にキラキラと幻想的に輝き、ここで二度目の涙腺決壊。

キスシーン到来。

止まる時間。

止まらぬ涙。

 

手渡された画用紙を開いて、その絵を眺めながら、ドラムロール。一気に『ひとりぼっちじゃない』の疾走感が全てを攫う。

 

 

スゥゥーーー……(クソデカ吸気)

 

ハァァァァァ (クソデカ溜息)

 

ありがとうございました!!!

 

フルコンボ超えて ALL PERFECT

 

 

 

 

何度も観たストーリー序中盤は冷静に記述することが出来たが、終盤からラストシーンはもはや初見に等しい興奮だった。そりゃ映画館で観るのは初めてなんだから。

 

キスシーン、でけぇぇえ!!

音、気持ちえぇぇえ!!

 

エンディングを聴いていて気付いたのだが、『ひとりぼっちじゃない』が流れ始めてもしばらくはキャストなどのテロップが出なかった。同曲のイントロ〜Aメロまではエンドロールではなく物語本編の一部として捉えられているということで、ポケモン映画全体を通しても珍しい構成なのではないかと思う。

 

また印象的だったのは、映画が終わった後。例年であれば、「来年度も公開決定!」みたいなアナウンスが流れて来年の映画に関する情報が小出しされたり、ニャースが「まだポケモンを受け取ってない人は忘れずにするニャ〜!」みたいなリマインドを残したりというパートが来るのだが、今回はリバイバル上映だからか、その他の映画と同じようにエンドロールと共に上映終了し、劇場の照明が点灯した。

『良い作品を観終わった後の余韻』ってこの瞬間に一番押し寄せてくると思う。この瞬間、観客全員の大きな溜息が共鳴して、胸がいっぱいになった。もしかすると最近の映画、それこそ『ココ』などでは同様に終わった後のパート無かったかもしれないが、今回は古い映画ということもあって、それが結構印象的だった。

 

さて、本作で毎度話題になるのが『最後のキスシーンの相手はカノンか?ラティアスか?』という件。なんと今年度の来場特典で貰えるラティアスは『てんしのキッス』を覚えており、更に話題を呼んだ。

 

これは正直、どっちが正解かということは明かされていないため、どちらに違いないと断定的に説明するのは趣が無いと思うが、どちらだと思うか?という考えを語るのは悪くないと思うため、自身の考えに少し触れたい。

 

結論から言うと、今回改めて観るまではカノン派だったが、鑑賞後にラティアス派に乗り換えた。

その理由について。まず以前までカノン派だったのは『頬に口付けをする』という行為を非常に人間的でアダルティな行いだと思っており、無邪気なポケモンであるラティアスにそこまでの動機があるか疑問だったが、反対にカノンが思春期くらいの女の子なら納得が行くかなと思っていたから。

「感謝の気持ちを伝えたかったカノンが、ラティアスのふりをすれば何やっても良いかなと画策して実行した」という説明で腑に落ちていた。『カノンが描いたであろう絵を渡した』という事実も、作者が渡すのが妥当かなと考えていた。

しかし今回改めて観直して『ラティアスがやたらと可愛い』ことに気付く。それはポケモンの姿に限らず、女の子の姿のラティアスが、非常にガーリッシュで可愛いということ。

それは随所の仕草がそうさせていたと感じる。サトシを誘う追いかけっこのシーンや、ラティオスを攫われサトシに抱きついて震えるシーンなど。

考えれば、本編でサトシと一緒に居続けたのはカノンではなくラティアスであり、秘密の庭のシーンでも『サトシのことが本当に大好き』ということがわかった。

すると、サトシに一番感謝を伝えたいのはカノンよりもラティアスの方なのではないかと思われた。なのに、ラストシーンで絵を描いたのも渡してキスをしたのも両方カノンであるならば、ラティアスが感謝を伝えるシーンはどこだろう?

ポケモンが直接的に人間に感謝を伝えるのは、テレパシーが使えるか人間の言葉が喋れるかでなければなかなかに難しい。

であれば、カノンはカノンなりに『絵を描いてプレゼントする』という行為で感謝を伝えつつ、それをカノンの姿のラティアスが女の子の姿で実行することで、カノンの姿と絵を媒介にしてラティアスの多大な感謝を伝えたのではないか。

実際、ラティアスポケモンの姿でサトシに口付けをしても、サトシは特別な感情は抱かなかっただろうと思う。それこそ『飼い犬にめっちゃ舐められる』くらいに思ったかもしれない。

そう思うと、ラティアスが女の子の姿でサトシに触れたことにも意味があり合点がいく。

また今となっては、逆にカノンとサトシの距離感で別れ際にキスをするというのは、いくらなんでも積極的すぎやしないか?とさえ思う。強いて言うならサトシとボンゴレさんの距離感とほぼ変わらないようにすら思われ、別れ際もボンゴレさんと同じく「もう行くのかい!」くらいで終わるんじゃないかと考えた。

一方、ラティアスは物語を通してサトシと親密な関係を築いていた。ラティアスがサトシのことを好きになった、と言われても頷けるくらい。なので、ラティアスが別れ際に『人間の女の子として』サトシの頬にキスするくらいは、平気で納得が出来た。

「じゃあなんでカノンはサトシとピカチュウの絵なんか描いたのか?」と問われれば、それは「ラティアスが気持ちを伝えるのを手伝った」と返したいが、これは割と妄想の域を出ていない。これらの意見にも、まだまだ議論の余地はありそうだ。

 

 

 

…ということで『水の都の護神 ラティアスラティオス』の感想をお送りしました。

本作の上映は2022年8月18日まで!!(このブログを公開した今日です!!)

まだ観てないよ〜!という方、今日の夜まではギリギリ間に合いますよ!ぜひ!!

 

そして翌日からは『七夜の願い星 ジラーチ『おどるポケモンひみつ基地』の上映が始まります!

3位などと先述しましたが、非常に楽しみにしていることに変わりはありません。またジラーチ鑑賞後も、同様に感想記事を認める予定です。

7日間に渡るジラーチとマサトとの友情を浴びて、『小さきもの』を大ボリュームで浴びてサッかみはどうなってしまうのか、『ポルカ・オ・ドルカ』の衝撃に映画館は耐えられるのか。乞うご期待。

それでは。

 

プロセカ好きな曲ランキングベスト10【プロセカ1周年】

NEWS | プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク

 


プロセカ1周年おめでとうございます!

 

改めまして、サッかみです。

いつも楽しくプロセカをプレイしている者です。

 

プロジェクトセカイ (project SEKAI) は、セガColorful Paletteの協業によるボーカロイド初音ミクを中心としたメディアミックスプロジェクト。(Wikipediaより引用)

 

私は大学生になってからボーカロイドを聴き始めた新参者ではありますが、ボーカロイド楽曲が好きです。プロセカでは、これまでのボーカロイド楽曲に加え、有名ボカロPなどが書き下ろしたオリジナル楽曲など、多数のボカロ関連楽曲が収録されています。

明日、2021年9月30日にて1周年を迎える現時点(※2021/9/29 18:00)で、計117の楽曲が収録されています。

 

プロセカの特徴は、単純にボーカロイド楽曲を収録しているというだけでなく、出演キャストとボーカロイドによるカバーバージョン(セカイver.)と、ボーカロイド歌唱の原曲バージョン(バーチャルシンガーver.)を、多くの楽曲において双方収録していることだと思います。したがって、例えば有名ボカロPによる書き下ろし新曲が発表される際には、プロセカ公式からセカイver.が、ボカロP公式からバーチャルシンガーver.がそれぞれ発表されるという風に、ボカロ文化をリスペクトしたスタイルをとっている点が面白いなぁと個人的に思っています。

 

今回は現在収録されているプロセカのオリジナル楽曲の中から、個人的に好きなものをいくつか紹介します。ぜひ聴いてみてください。興味があったら、1周年の盛大なイベントを機に、ぜひプロセカに触れてみてください!

 

※以下、好きな曲をランキング形式で、番外編+10位→1位の順でご紹介します。

※もちろんこの他にも最高に素敵なオリジナル楽曲が多数あるので、興味があったらぜひ探してみてください。

※あくまで個人的なランキングなので異論は認められます。ぜひご自身の感想も発信してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

番外編:Brand New Day / いるかアイス

www.youtube.com

ゲーム内の楽曲コンテスト「プロセカNEXT」の第1回採用作品の楽曲。アッパーなビートがかなり好みな曲なんですが、公募曲ってオリジナル楽曲と同列で紹介していいのかなーと思ったので番外編で紹介。公募曲のため、バーチャルシンガーver.のみ。ちなみに動画サイトで「プロセカNEXT」で検索すると、他の応募楽曲も見ることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10位:RAD DOGS / 八王子P

www.youtube.com

Vivid BAD SQUADの楽曲。セカイver.のみ。スーパーカッコいいビビバスらしさ全開な感じの曲で、ラップパートがとてもクール。クラシックの英才教育の末グレた(語弊)キャラ「青柳冬弥」がメインのイベント楽曲ということで、所々入るピアノの音が曲と上手くマッチしてて凄い。PVの1番サビ後のメンバー紹介のとこがありえん好き。そして、筆者は曲の中で自分たちのユニット名を歌う演出が好き。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9位:天使のクローバー / DIVELA

www.youtube.com

www.youtube.com

アイドルユニット「MORE MORE JUMP!」のイベント楽曲。筆者はバーチャルシンガーver.が好き。DIVELAは元々筆者がガチで好きなボカロPだったため、発表時に絶叫した記憶がある。頑張り屋アイドル「花里みのり」にフィーチャーした曲で、CV. 小倉唯さんの声の良さが目立つ。作曲者コメント「この曲は壁にぶち当たりながらも、ひたすら前だけを見て進むキミを全力で応援します!」に涙。アイドルユニットだけどふわふわした曲じゃなくて、ロックなテイストを残しつつモモジャンらしい曲になってて、それぞれの良さを体現した良い曲。そして、筆者は曲の中で自分たちのユニット名を歌う演出が好き。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8位:Beat Eater / ポリスピカデリー

www.youtube.com

www.youtube.com

Vivid BAD SQUADの可愛いキャラ「小豆沢こはね」に焦点を当てたイベント時の楽曲。筆者はセカイver.が好き。ポップだけどクール全振りな曲調とキャッチーなサビが印象的。こはねのCV. 秋奈さん曰く、これまでこはねの歌唱は「可愛さとクールさの両立」がテーマであったが、この曲では「カッコ良さ全振り」を解禁したと言い、秋奈さんの本気が魂に響く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7位:フロムトーキョー / 夏代孝明

www.youtube.com

www.youtube.com

筆者最推しのバンドユニット「Leo/need」のイベント楽曲。筆者はバーチャルシンガーver.が好き。バンドユニットなのでバンド系の楽曲を多く歌うのだが、ガチで音とリズムが気持ち良すぎて昇天できる。キーボード担当のキャラ「天馬咲希」にスポットライトを当てたイベント曲で、軽快なピアノ音が気持ち良さに拍車をかける。原曲PVもとあるキーボーディストの話が描かれていて、爽快な楽曲に似合う美麗な描写がとても印象的。セカイver.のBメロでは天馬咲希のCV. 礒部花凜さんのすげぇ高音が聴ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6位:Glory Steady Go! / キノシタ

www.youtube.com

www.youtube.com

愉快なショーユニット「ワンダーランズ×ショータイム」のイベント楽曲。筆者はセカイver.が好き。ユニット性もあって結構ワイワイ系のがちゃがちゃした曲かと思いきや、キノシタさんらしく各人の個性を派手に描きながら、クスッと笑える要素や思わず聴き入る要素まで綺麗に纏め込んだ名曲。イベントキャラの「草薙寧々」はセカイver.でめっちゃ可愛く描かれるし、CV. Machicoさんの声は良いし、所々ツッコミどころが多くて何度も聴きたくなる。そして、筆者は曲の中で自分たちのユニット名を歌う演出が好き。たまらん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5位:限りなく灰色へ / すりぃ

www.youtube.com

www.youtube.com

25時、夜の訪れと共に動き出す。正体不明の音楽サークル「25時、ナイトコードで。」のイベント楽曲。筆者は両バージョンとも好きで、ここは甲乙付け難い。全体的に静かで沈んだ曲調で、感情的に高音で歌い上げるサビですら入りはアカペラのように伴奏がほとんど無くて、歌詞がダイレクトに響く。セカイver.では、そこから盛り上がって行ってからのサビ終わりの演出が印象的。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4位:ステラ / じん

www.youtube.com

「Leo/need」の楽曲で、プロセカのサービス開始直後、一番最初のイベントの楽曲。セカイver.のみ、かな?多分。初手で楽曲担当がじんさんと発表され「正気?」とデカい声を出した記憶がある。全体的にピアノ音が印象的な疾走感のある曲で、「星を目指す鳥」というテーマの如く、サビのラストでどんどん高くなっていく「ずっと」の歌詞がとても爽快。初めてのイベント楽曲でコレを聴いて、今後のイベント楽曲への期待が高まりすぎた。Aメロのバスドラと、サビの入りが好き。余談だが、公式はこの曲のPVを2020年11月16日に投稿しており「公式やりやがったな」という感想である。(翌日の11月17日が獅子座流星群(レオニード)極大の予報だった)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3位:ジャックポットサッドガール / syudou

www.youtube.com

www.youtube.com

「25時、ナイトコードで。」のイベント楽曲。ダークな雰囲気と、ある意味ぶん殴ってる歌詞が特徴的。筆者はバーチャルシンガーver.が好きだけどセカイver.もとても良い。それぞれ良い。Aメロのピアノの低音とボカロの糸のような高音がよく合ってて上手いなあと感じる。一番サビの入りで恋に落ちた後に、二番サビの入りで暴れて踊り狂えるやつ。曲作りが全ての面で天才すぎる。りゅうせーさんの映像が好きなのでMVも当然好き。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2位: potatoになっていく/ Neru

www.youtube.com

www.youtube.com

愉快なショーユニット「ワンダーランズ×ショータイム」の、初めてのイベント楽曲でコレをぶつけてくるんですか?とひっくり返ってセカイから転げ落ちた曲。当初はワンダショはバンドリでいうとこのハロハピみたいな枠だと思ってたので、初めてコレを聴いて「アッ違うわ」と考えを改め直した。シックな感じを残しながらしっかりワンダショの空気で歌ってるのが流石って感じで、サビの高音辺りも男性ボーカルと女性ボーカルのそれぞれの良さを活かした歌い分けが完璧にマッチしてるな〜って感服した記憶。そんな理由で筆者はセカイver.が好きかなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1位:モア!ジャンプ!モア! / ナユタン星人

www.youtube.com

堂々の個人的1位はモモジャンのこの曲。セカイver.のみ。筆者は曲の中で自分たちのユニット名を歌う演出が好き。Q. ではタイトルがユニット名の曲は? A. もちろん好き。この疾走感と随所に散りばめられた「モア!」「ジャンプ!」「もっと!」などのユニット名を想起させるコール。多分ライブとかでやったらオタクが死ぬ曲ナンバーワン。すごくハイテンポな曲で、ドラムの音がしっかりしてる→リズムゲームの譜面が神。とにかく大好き。俺、大きくなったらラスサビ直前のドラム連打音と結婚するんだ…。

 

 

 

 

 

 

というわけで、個人的な推し曲を紹介する回でした。何か心に残る曲があれば幸いです。

明日から1周年記念で、無料10連とか楽曲追加とか、盛大なキャンペーンが開催。しかも、メインストーリーも期間限定で解放されて、ストーリーが読み放題。興味があったら、ぜひインストールしてみてね!

 

pjsekai.sega.jp

【S21シングル使用構築】ダイナハッサムResonance【最終330位/レート2006】

 

精一杯夢見た 精一杯手を伸ばした
そしてまたスタートを切った…!

 

THE IDOLM@STER SHINY COLORS L@YERED WING 01|アイドルマスター シャイニーカラーズ|Lantis web  site

 

はじめに

ハローどうも、サッかみです。相棒のハッサムと一緒に、シングルのランクバトルをやっています。

シーズン21、お疲れ様でした。今シーズンは剣盾のランクバトルで初めてダイマックス禁止ルールが採用され、過去世代のレーティングバトルに仕様が近付いたこともあってか、ここ最近の中でも特にレートポイントがインフレした人気シーズンでした。

私もこのルールを気に入ってシーズン初期から参入し、ついに目標であった剣盾で初めてのレート2000を達成することができました。

今期を戦い抜いた記録、また次へ繋がる考察の糧として、今期使用した構築について本記事で紹介したいと思います。

また私はYouTubeにてポケモン関連の実況動画やポケカ開封動画などを投稿しています。シーズン21の動画や配信アーカイブも幾つか投稿されている&更に投稿予定ですので、よければチャンネルに遊びにきてくれると嬉しいです。ぜひチャンネル登録お願いします!

www.youtube.com

 

 

構築概要
f:id:scizor_gos:20210901160450j:plain


TN:サッかみ 背番号:212
最終成績:2006 / 330位
終戦績:235戦 138勝 97敗

 

f:id:scizor_gos:20210901160538j:plain

f:id:scizor_gos:20210901160534j:plain


TN:ルナ 背番号:212
最終成績:1956 / 538位
終戦績:91戦 62勝 29敗

 

f:id:scizor_gos:20210901160530j:plain  

構築コンセプト

・ムゲンダイナをエースとしたサイクル構築
・S操作やスリップダメージを絡めて詰め筋を作る
・強力な崩し枠を用意する

  

構築経緯

シーズン21のルールの大きな点は2つ。

ダイマックス使用禁止
・伝説のポケモン1匹使用可能

このルールでは、元々ダイマックス出来ないながらダイマックス可能な環境でも強いポケモンとして知られた、ザシアンやムゲンダイナ等の伝説のポケモンが注目されました。

そこで、注目株の一角であるムゲンダイナを軸に、環境トップのザシアンに受け出してサイクルができるゴツゴツメット+ハッサムと併せた構築を使うことにしました。

取り巻きとして、伝説のポケモン等を上から縛る枠としてこだわりスカーフ+霊獣ランドロスカイオーガに強めなサイクルパーツとしてとつげきチョッキ+ウォッシュロトム、崩し枠としてこだわりハチマキ+バンギラス、受け系や展開系への対策札としてほえるを覚えたたべのこし+スイクンをそれぞれ選択しました。

f:id:scizor_gos:20210901145336p:plain f:id:scizor_gos:20201231175904p:plain f:id:scizor_gos:20210901151848p:plain f:id:scizor_gos:20201231180049p:plain f:id:scizor_gos:20201231175915p:plain f:id:scizor_gos:20210901151902p:plain

この並びで一度2ロムレート1950を達成し勢いに乗っていましたが、そこから思うように勝てなくなったため、構築を見直すことに。

重いと感じた相手のランドロス等に強い汎用的な受けパーツとしてポリゴン2、ムゲンダイナ対策として急増していたヒードランと対面することで強力な崩しを行えるウオノラゴンを新たに迎え入れました。最終的にこの並びで、レート2000に到達しました。

f:id:scizor_gos:20210901145336p:plain f:id:scizor_gos:20201231175904p:plain f:id:scizor_gos:20201231180049p:plain f:id:scizor_gos:20201231175947p:plain f:id:scizor_gos:20201231175915p:plain f:id:scizor_gos:20201231175640p:plain

今期色々な人とダイナハッサムを考察し、それぞれのアイデアが互いを刺激し、それぞれの活躍に触発され、自分も高いモチベーションを持って取り組むことができました。互いが互いを振るわせる共鳴現象になぞらえ、構築名は『ダイナハッサムResonance』とします。

 

個体紹介

※一部、ポケモンの能力をHP・こうげき・ぼうぎょ・とくこう・とくぼう・すばやさの順に H A B C D S と表記しています。

※調整について
・16n-1:定数ダメージ(天候など)の効率を良くする配分
・B<D:相手の特性『ダウンロード』で相手のとくこうが上がらない調整

 

f:id:scizor_gos:20210901160455j:plain

ムゲンダイナ (NN:マンドラゴラ)

補正:ひかえめ型 (C↑ A↓)
特性:プレッシャー
持ち物:りゅうのキバ
配分:H76 B4 C244 D12 S172
能力:225-x-116-215-117-172
技:ダイマックスほう/ヘドロばくだん/かえんほうしゃ/じこさいせい

調整
HB:A252ようき霊獣ランドロスのじしんを93.8%で耐え
HD:特化カイオーガの+1れいとうビームを93.8%で耐え
B<D:ダウンロード対策


参考
破邪ムゲンダイナハッサム【S15/最終2120(19位)】 - Wild Pokemon Rating

 

構築の要であり、超強いドラゴン。NNは太古の時代において不老不死の薬の原料とされた説のある植物の名から。

ぴちさんがシーズン15にて使用していた調整をそのまま拝借しましたが、様々な攻撃を絶妙なラインで耐え、かつ相手にかけるダメージ負荷も絶妙に高く、まさに洗練された調整といった感じでした。

相手のムゲンダイナが最速+火力アップ道具持ちである場合は一方的に倒されてしまうためミラー戦では扱いが難しくもありましたが、それを差し置いてこの耐久力と火力は必要と感じました。

高い火力を持ちながら優秀な耐久力と耐性があり、更にじこさいせいが使えるため、どのようなサイクル戦においても選出しやすい点が、軸となる伝説のポケモンとして良い点でした。

 

  

f:id:scizor_gos:20210901160504j:plain

ハッサム (NN:ハイビスカス)

補正:のんき型 (B↑ S↓)
特性:テクニシャン
持ち物:ゴツゴツメット
配分:H252 B252 D4(※S個体値9)
能力:177-150-167-x-101-66
技:バレットパンチ/とんぼがえり/かわらわり/つるぎのまい

調整
S:無振りカバルドン(S実数値67)抜かれ 

参考
破邪ムゲンダイナハッサム【S15/最終2120(19位)】 - Wild Pokemon Rating

 

最高の相棒。NNは鮮烈に赤い花の名から。

こちらもぴちさんの構築を参考にしています。ゴツゴツメットを持ち、主にザシアンのきょじゅうざんに受け出して接触ダメージによる削り、バレットパンチによる縛り、とんぼがえりによる対面操作を担います。

ザシアンからの被ダメージを意識し、物理耐久に全振りです。またポリゴン2やナットレイへの打点となるかくとう技として、壁貼り展開系の構築への対策となるかわらわりを採用しています。

環境最多のザシアン構築に対して自然に選出に絡めることが可能なため、たくさん選出機会があり楽しかったです。剣盾では元々「ダイマックスが終わった後は強い」と言われていただけあって、このルールでは今まで以上に活躍していたと思います。

 

   

f:id:scizor_gos:20210901160509j:plain

ランドロス れいじゅうフォルム (NN:ジンチョウゲ)

補正:ようき型 (S↑ C↓)
特性:いかく
持ち物:こだわりスカーフ
配分:H4 A252 S252
能力:165-197-110-x-100-157
技:じしん/いわなだれ/ぶんまわす/とんぼがえり

 

多くの伝説のポケモンを上から縛れる優秀なアタッカー。NNは日本で古くから親しまれる花の名から。

ハッサムのとんぼがえりから登場させてザシアンを縛れることを評価しました。タイプ一致技のじしん、上から怯みを押し付けられるいわなだれ、サイクル展開に用いるとんぼがえりに加え、こくばバドレックスを縛れるぶんまわすを採用しています。

ただし、終盤はゴリランダー、ランドロス、サンダー等が増加し、スカーフじしんの一貫を作りにくくなっていたように感じました。相手全体を把握してサイクルを回しながら削り、主に終盤の詰めとして扱うことを意識していました。

 

 

f:id:scizor_gos:20210901160515j:plain

ポリゴン2 (NN:ブイフラワ)

補正:ずぶとい型 (B↑ A↓)
特性:アナライズ
持ち物:しんかのきせき
配分:H244 B76 D188
能力:191-x-132-125-139-80
技:イカサマ/れいとうビーム/でんじは/じこさいせい

調整
こくばバドレックスの特化+1サイコキネシス確定2耐え

 

遅れてやってきた万能戦士。NNは花の名を冠するボーカロイド『v_flower』より。

イカタコさんが使用されていたポリゴン2に魅力を感じ、構成を真似させて頂きました。元々重めだったドラパルトやランドロスに対してそこそこ安心して受け出せる耐久力があり、交換を読んででんじはを使用することなどでエースのムゲンダイナを通しやすくします。

技はこくばバドレックスや物理の積みアタッカーを意識したイカサマ、ランドロスに押したいれいとうビーム、S操作のでんじはと、回復技のじこさいせいです。

主に相手のザシアン、ムゲンダイナ、ヒヒダルマ等にでんじはを入れ、こちらのムゲンダイナやウオノラゴンで上を取る動きが強力でした。最終盤の選出率はムゲンダイナに次いで二番目くらいに高かったんじゃないかと思います。

 

 

f:id:scizor_gos:20210901160525j:plain

バンギラス (NN:パンジー)

補正:いじっぱり型 (A↑ C↓)
特性:すなおこし
持ち物:こだわりハチマキ
配分:H124 A252 B4 D52 S76
能力:191-204-131-x-127-91
技:ロックブラスト/かみくだく/じしん/ほのおのパンチ

調整
H:16n-1
S:4振りエアームド抜き(大体のラッキー抜き)

 

この構築のカギとなる破壊神。NNは響きが「バンギ」に似てるなぁと思った花の名から。(適当?)

こくばバドレックス対策枠であり、かつサイクル崩し枠。火力が凄まじく、一旦技を受けに来たゴリランダーなどをロックブラストの回数次第で突破したり、ポリゴン2をかみくだくの防御ダウン効果により崩したりと、とにかく威力の高い物理技を押し付けて負担をかけます。

技構成は、相手のみがわりを意識したロックブラスト、バドレックス絡みのサイクルやエスパータイプの高耐久ポケモンに押したいかみくだく、ムゲンダイナやドヒドイデへの最高打点としてじしん、ナットレイエアームドを意識したほのおのパンチです。特にほのおのパンチはHBエアームドに丁度半分以上ダメージが入るため、交換を読んで積極的に使用しました。すばやさラインも受け系の構築を意識したものになっており、これにより受け系の構築に対しては無類の強さを発揮し、勝利に貢献してくれました。

  

 

f:id:scizor_gos:20210901160519j:plain

ウオノラゴン (NN:キンギョソウ)

補正:いじっぱり型 (A↑ C↓)
特性:がんじょうあご
持ち物:さざなみのおこう
配分:A252 B4 S252
能力:165-156-121-x-100-127
技:エラがみ/げきりん/かみくだく/じならし

 

最後にやってきた衝撃の崩し枠2。NNは英語で「snapdragon(かみつきドラゴン)」と呼ばれる花の名から。

役割は、ムゲンダイナ対策として選出されるヒードランに対面を合わせ、エラがみでサイクルを崩すことです。ヒードラン絡みのサイクルに楽をしたくて採用を検討していましたが、本構築には既にこだわりスカーフとこだわりハチマキの枠は埋まっており、試験的にタイプ強化アイテムを持たせたところ、面白い性能を発揮したので、最後までこれで戦いました。

技構成はコンセプトのエラがみ、よく受け出されるドラゴンタイプへの打点であるげきりんヌケニンを受け出された時用にかみくだく、S操作技のじならしです。

火力はハチマキには劣るものの申し分ありませんでした。バンギラスと並べていることで相手にハチマキすなかき型のイメージを与えることを狙っていますが、その型よりは高いダメージを出せるため、相手の想定を崩すには十分であったと思います。

また相手視点「こだわりアイテム持ちだろう」という先入観が必ずと言って良いほどあるため、例えばエアームド交換読みでエラがみを刺した後、ムゲンダイナ引きを読んでげきりんに撃ち替えるなど、相手の想定外の動きで崩していくことが可能でした。

S操作技としてじならしの他にがんせきふうじがありますが、日食ネクロズマを意識してじならしを選択しました。相手のウオノラゴンやメタモンが受け出された際、相手のエラがみを受けながらじならしで素早さを逆転させ、相手のプランを崩す動きなどもできて面白かったです。

 

 

基本選出・立ち回り

相手の構築に合わせて柔軟な選出が可能なことが魅力であり、選出パターンはその時々に応じて無数に存在します。ここでは多かった例を幾つか紹介します。

※ここでの並び順は選出順ではありませんのでご注意ください。初手はムゲンダイナ、ランドロス、ポリゴン2辺りに任せることが多かったです。

 

f:id:scizor_gos:20210901145336p:plainf:id:scizor_gos:20201231175904p:plain+ ( f:id:scizor_gos:20201231175947p:plainor f:id:scizor_gos:20201231180049p:plain or f:id:scizor_gos:20201231175915p:plain )

ハッサムやポリゴン2をクッションとしながらムゲンダイナやランドロスを通していく基本選出。主にザシアン軸やゴリランダーが重い場合などに、ハッサムを絡めた選出をしていました。ゴリランダーはムゲンダイナでもタイプ受けが可能ですが、放っておくと役割過多となって崩される恐れがあるため、ハッサムと役割を分担させることが多かったです。

 

f:id:scizor_gos:20210901145336p:plainf:id:scizor_gos:20201231175947p:plain+ ( f:id:scizor_gos:20201231180049p:plain or f:id:scizor_gos:20201231175915p:plain or f:id:scizor_gos:20201231175640p:plain )

ポリゴン2のでんじはによるS操作を軸にエースや崩し枠を通していくプランを取る選出パターンです。主に相手のランドロスに後投げし、交換を読んででんじはを使用する展開が多かったです。

 

f:id:scizor_gos:20210901145336p:plain+ f:id:scizor_gos:20201231175915p:plain + f:id:scizor_gos:20201231175640p:plain

受け系の構築を崩す時の選出パターンです。これはほぼ決めていました。ムゲンダイナに対して投げられるハピナスランクルス等の特殊受けを読んでバンギラスを着地、エアームドへの交換を読んでほのおのパンチ、再度ムゲンダイナに下げて、2サイクル目からエアームドorムゲンダイナ等のどちらへ下げるかの択を押し付けていました。また物理の崩し枠が2枚いるため、上手く役割集中を狙って物理受けを崩す動きがとれることもあります。

 

もちろんムゲンダイナを選出しないパターン等も存在しますが、省略します。

 

 

苦手なポケモン

・日食ネクロズマ

当たったら降参、くらいに思っていました。マヒを入れてウオノラゴンで上手く崩せれば御の字ですが、相手側にカプ・レヒレが控えていることが多く、非常に苦しい戦いを強いられていました。

 

・ゼルネアス

ムゲンダイナもハッサムもゼルネアスに抜群を取ることが出来ながら、実は地味にツラいポケモン。特に壁貼り役がレジエレキの場合、いよいよ急所しか勝ち筋がないまであります。

 

・ザシアン+イエッサン

reboさんなどが使用しており、最終日に上位で二度当たり、二度詰められました。この他、ザシアン軸には選出を強く縛られるため、決めている選出では対応できないサブがいると途端にツラくなります。

 

ミュウツー

これも当たったら負けと考えていました。最終日に二度当たりましたが、一度だけおにびを避けたバンギラスかみくだくによって崩すことに成功しました。それぐらいしか勝ち方はないと思っています。

 

その他、割愛。

 

 

終わりに

前回レート2000を達成したのは、USUM時代のシーズン15のこと。

あれからおよそ2年間、剣盾でも達成したいと言い続けながらなかなか叶わなかった目標を、今期ようやく達成することができて、とても嬉しいです。

ダイマックス環境にうまく適応できていない自覚があったため、ダイマックス無しの今環境がチャンスであると考え、序盤から気合を入れていたことが幸いしました。ただ、シリーズ10ルールで初めて達成したとなると、やはり剣盾のメインコンテンツであるダイマックスバトルが苦手であったことを裏付ける形になってしまうのが、少し悔しくもあります。ダイマックス有りのルールが戻ってきたら、そこでも同じ目標を達成できるように、また頑張りたいと思います。

また今シーズンはハッサムにとって追い風が吹いた環境でもあり、特にレート2100以上の順位帯にも知り合いのハッサム使いがたくさんランクインしていました。いつか自分もそこへ到達できるよう、まだまだ精進したいと思います。

長くなりましたが、ここまでご覧くださってありがとうございます。

それでは!

 

 

 

Special Thanks

・通話に付き合ってくれたよっちー、リムショット、ツカサ
・構築原案のぴちさん、個体のアイデアをくれたイカタコさん、その他、考察や通話を一緒にしてくれたハッサム窓の皆さん
・対戦企画でモチベーション上げてくれたバンドリ窓の皆さん
・その他応援してくれた全ての皆さん
・可愛い七草にちかさん

ありがとうございました!

新型コロナのワクチン接種してきた話

サッかみです。

 

先日、職域接種にて新型コロナウイルスのワクチンを接種してきました。

その時の流れとか、副作用とか注意点とか、これから接種を受ける人の参考になれば良いなと思い、簡単にですが私の例を記録しておきます。

あくまで私個人の例であり、副作用の程度等、個人差が大きいと思われるので、参考程度に見て貰えたらと思います。

 

 

接種予約

通っている大学が運営するシステムで、まずは1回目の接種の予約をしました。

予約完了後、接種に必要な持ち物と、事前に書き込んでおく予診表のデータを貰いました。

接種券?のようなものが住民票記載の住所に送られるようですが、私は住民票記載の住所と現在の住所が異なっており、自宅には届きませんでした。しかし、2回の接種のうち1回目の接種では最悪必要ないという感じでしたので、特に自宅へ取り寄せることはしませんでした。

 

 

当日…接種まで

ワクチン接種時に体調不良に陥らないためには、前日は十分な睡眠をとっておくことが好ましいということでしたが、友人と「明日ワクチン接種なんよね〜」なんて通話しながらマイクラしてたら夜更かしをしてしまいました。

当日、私は15時〜15時15分の枠で予約していたので、余裕を持って30分前の14時30分頃には会場に到着しました。交通費を浮かせたかったので原付で行きました。

時間まであと30分か〜と思っていたら、入館後即待機列の方へ通されました。どうやら該当する時間に近ければ、その場にいる人からどんどん接種へ通すシステムのようでした。ラッキー。

予診表は予め記入を済ませておきましたが、当日の体温を測定してなかったため、スタッフの方に尋ね、カメラ式の体温測定機(イベント会場の入り口とかにあるやつ)で測った体温で大丈夫とのことであったため、それを記入。満を辞して確認を取ったところ、鉛筆ではなくボールペンでの記入が必須とのことで、全項目シャープペンシルで記入してきた私は全部書き直しを食らいました。幸い現場に白紙の予診表と記入スペースがあったので、そこで再作成。完成した予診表と保険証、身分証明証を携えて、受付を進んで行きました。

さて、一旦広い部屋に通され待機した後、順に接種へ。最初に医師からの簡単な説明・確認があり、先生のサインを得た上で接種に向かいました。

接種スペースは狭い区画の中に一人の看護師さんがいる形でした。私は利き手が右手なので、左半身を看護師に向けて腕まくり。接種のために、当日は半袖の服の着用が推奨されています。

いよいよ接種。今回のワクチンは筋肉注射ということで、左肩ど真ん中あたりに注射針を刺されました。まずは針を刺した段階で痺れの有無を確認され、その後ワクチンを注入。針を刺した痛みは当然ありましたが、ワクチン注入に痛みは全く無く、インフルエンザワクチンの注射よりも簡単に終わりました。

しかしながら、副作用やアナフィラキシーショックの不安から緊張しすぎたのか、注射後数秒間、若干気分が悪くなり、深呼吸してリラックスする時間を貰いました。かなり高い回転率で接種を進めていたようなので申し訳なかったですが、落ち着くまでその場で休ませてくれたため助かりました。看護師さんが「もう少しここにいても良いですよ」と安心させてくれたので、危うく恋に落ちるところでした。幸い、1分ほど休んで気分は回復したため、次は経過観察のスペースに向かいました。

経過観察とは、注射後最低15分間、人によっては30分間、ワクチン接種後の体調を確認する時間です。アナフィラキシーショックを起こす人の多くは接種後15分以内に症状が出るため、その確認のためだと思います。椅子に座り、アルコールティッシュで注射痕を押さえ止血・消毒しながら待機しました。幸い私は注射後の出血は全く無く、注射痕を押さえ続ける必要はありませんでした。周りを見ているとどちらの肩を押さえているかで右利きか左利きか分かるのが面白く、私も途中から左利きを装って右肩を押さえてみるなどして呑気に過ごしていました。

15分後、何事もなかったため退出。原付に乗って会場を後にしました。

 

 

接種後

副作用として、腕が痛くなること、発熱などを聞いており、解熱鎮痛剤を買って飲んでおくと良いと聞き、薬局に向かいました。薬局の専門の人に、ワクチン接種後に飲むと良い薬を尋ね、勧められたものを購入。この時、成分組成や有効性などの話も詳し目に聞きました。どうやら有名どころの薬は売り切れてたらしいですが、残ってる薬でも効き目としては問題ないらしく、安心しました。

翌日は副作用に備えオフとしていたので、病気で寝込んだ時のことを思い出しながら、スポーツドリンクやゼリー飲料、カップ麺などの軽食を購入し、帰宅。この段階では、少し腕に痛みがあるかな?くらいでしたが、予め薬を飲んでその後の副作用に備えました。

 

 

翌日

腕の痛みが増加。ちょうど腕が腫れて炎症を起こしている時の痛みで、左腕を上げる際に痛いと感じました。この日は一日ゆっくり休むと決めていたため、基本的に飲食時以外はベッドに横になっていました。

水分補給をし、薬を飲み、料理する力はないためカップ麺で食事を済ませ、横になる。基本これしかしていませんでしたが、夕方から夜にかけて、薬が切れたのか痛みがやや増加。加えて微熱を発し、いよいよ「風邪引いた」っぽい体調に見舞われました。

割と汗をかいたため、スポーツドリンクを備えておいて良かったです。

寝る前には薬が再度効いたのか熱っぽさも無くなり、落ち着いて眠ることができました。

 

 

翌々日

熱っぽさはなく健康的な目覚めでしたが、腕の腫れがまだ治っていませんでした。ですが活動できないほどではなかったため、薬を飲みつつ学校へ。ワクチン接種後、ようやく普通に活動できるくらいまで回復しました。

薬は継続的に飲んでいました。おかげでこの日の午後から夕方頃には腕の痛みもほぼ気にならない程度にまで落ち着き、ようやく副作用を乗り越えたという感じでした。

 

 

まとめ

接種翌日は副作用回復のため休みにしておくことをおすすめします。

また翌日のための備えとして、スポーツドリンクと軽食は必須。今回は準備していなかったんですが、クッキーとかあると、小腹が空いた時とか、食事する元気はないが食後用の薬を飲みたい時とかに重宝するなと思いました。あとはリポDみたいな栄養ドリンクとかがあっても良いと思います。

解熱鎮痛剤ですが、これはちゃんと薬局の人に相談して買った方が良いかと思います。1回目の接種後のみならず2回目の時も同様に使用できるため、それを見越した量入ってるものを買っておくと良いかな。

副作用が出ることを見越して薬を予め飲んでおきながら普通に体調不良って感じだったので、薬無しでは結構ハードな経験をすることになるんじゃなかろうかと思います。備えあれば憂いなしということで、これから接種を受ける方は、時間的な余裕と、身体の健康、物資の蓄えをちゃんと準備しておいてくださいね。