ヒトデちゃん戦記

サッかみのブログです。

【S21シングル使用構築】ダイナハッサムResonance【最終330位/レート2006】

 

精一杯夢見た 精一杯手を伸ばした
そしてまたスタートを切った…!

 

THE IDOLM@STER SHINY COLORS L@YERED WING 01|アイドルマスター シャイニーカラーズ|Lantis web  site

 

はじめに

ハローどうも、サッかみです。相棒のハッサムと一緒に、シングルのランクバトルをやっています。

シーズン21、お疲れ様でした。今シーズンは剣盾のランクバトルで初めてダイマックス禁止ルールが採用され、過去世代のレーティングバトルに仕様が近付いたこともあってか、ここ最近の中でも特にレートポイントがインフレした人気シーズンでした。

私もこのルールを気に入ってシーズン初期から参入し、ついに目標であった剣盾で初めてのレート2000を達成することができました。

今期を戦い抜いた記録、また次へ繋がる考察の糧として、今期使用した構築について本記事で紹介したいと思います。

また私はYouTubeにてポケモン関連の実況動画やポケカ開封動画などを投稿しています。シーズン21の動画や配信アーカイブも幾つか投稿されている&更に投稿予定ですので、よければチャンネルに遊びにきてくれると嬉しいです。ぜひチャンネル登録お願いします!

www.youtube.com

 

 

構築概要
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TN:サッかみ 背番号:212
最終成績:2006 / 330位
終戦績:235戦 138勝 97敗

 

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TN:ルナ 背番号:212
最終成績:1956 / 538位
終戦績:91戦 62勝 29敗

 

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構築コンセプト

・ムゲンダイナをエースとしたサイクル構築
・S操作やスリップダメージを絡めて詰め筋を作る
・強力な崩し枠を用意する

  

構築経緯

シーズン21のルールの大きな点は2つ。

ダイマックス使用禁止
・伝説のポケモン1匹使用可能

このルールでは、元々ダイマックス出来ないながらダイマックス可能な環境でも強いポケモンとして知られた、ザシアンやムゲンダイナ等の伝説のポケモンが注目されました。

そこで、注目株の一角であるムゲンダイナを軸に、環境トップのザシアンに受け出してサイクルができるゴツゴツメット+ハッサムと併せた構築を使うことにしました。

取り巻きとして、伝説のポケモン等を上から縛る枠としてこだわりスカーフ+霊獣ランドロスカイオーガに強めなサイクルパーツとしてとつげきチョッキ+ウォッシュロトム、崩し枠としてこだわりハチマキ+バンギラス、受け系や展開系への対策札としてほえるを覚えたたべのこし+スイクンをそれぞれ選択しました。

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この並びで一度2ロムレート1950を達成し勢いに乗っていましたが、そこから思うように勝てなくなったため、構築を見直すことに。

重いと感じた相手のランドロス等に強い汎用的な受けパーツとしてポリゴン2、ムゲンダイナ対策として急増していたヒードランと対面することで強力な崩しを行えるウオノラゴンを新たに迎え入れました。最終的にこの並びで、レート2000に到達しました。

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今期色々な人とダイナハッサムを考察し、それぞれのアイデアが互いを刺激し、それぞれの活躍に触発され、自分も高いモチベーションを持って取り組むことができました。互いが互いを振るわせる共鳴現象になぞらえ、構築名は『ダイナハッサムResonance』とします。

 

個体紹介

※一部、ポケモンの能力をHP・こうげき・ぼうぎょ・とくこう・とくぼう・すばやさの順に H A B C D S と表記しています。

※調整について
・16n-1:定数ダメージ(天候など)の効率を良くする配分
・B<D:相手の特性『ダウンロード』で相手のとくこうが上がらない調整

 

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ムゲンダイナ (NN:マンドラゴラ)

補正:ひかえめ型 (C↑ A↓)
特性:プレッシャー
持ち物:りゅうのキバ
配分:H76 B4 C244 D12 S172
能力:225-x-116-215-117-172
技:ダイマックスほう/ヘドロばくだん/かえんほうしゃ/じこさいせい

調整
HB:A252ようき霊獣ランドロスのじしんを93.8%で耐え
HD:特化カイオーガの+1れいとうビームを93.8%で耐え
B<D:ダウンロード対策


参考
破邪ムゲンダイナハッサム【S15/最終2120(19位)】 - Wild Pokemon Rating

 

構築の要であり、超強いドラゴン。NNは太古の時代において不老不死の薬の原料とされた説のある植物の名から。

ぴちさんがシーズン15にて使用していた調整をそのまま拝借しましたが、様々な攻撃を絶妙なラインで耐え、かつ相手にかけるダメージ負荷も絶妙に高く、まさに洗練された調整といった感じでした。

相手のムゲンダイナが最速+火力アップ道具持ちである場合は一方的に倒されてしまうためミラー戦では扱いが難しくもありましたが、それを差し置いてこの耐久力と火力は必要と感じました。

高い火力を持ちながら優秀な耐久力と耐性があり、更にじこさいせいが使えるため、どのようなサイクル戦においても選出しやすい点が、軸となる伝説のポケモンとして良い点でした。

 

  

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ハッサム (NN:ハイビスカス)

補正:のんき型 (B↑ S↓)
特性:テクニシャン
持ち物:ゴツゴツメット
配分:H252 B252 D4(※S個体値9)
能力:177-150-167-x-101-66
技:バレットパンチ/とんぼがえり/かわらわり/つるぎのまい

調整
S:無振りカバルドン(S実数値67)抜かれ 

参考
破邪ムゲンダイナハッサム【S15/最終2120(19位)】 - Wild Pokemon Rating

 

最高の相棒。NNは鮮烈に赤い花の名から。

こちらもぴちさんの構築を参考にしています。ゴツゴツメットを持ち、主にザシアンのきょじゅうざんに受け出して接触ダメージによる削り、バレットパンチによる縛り、とんぼがえりによる対面操作を担います。

ザシアンからの被ダメージを意識し、物理耐久に全振りです。またポリゴン2やナットレイへの打点となるかくとう技として、壁貼り展開系の構築への対策となるかわらわりを採用しています。

環境最多のザシアン構築に対して自然に選出に絡めることが可能なため、たくさん選出機会があり楽しかったです。剣盾では元々「ダイマックスが終わった後は強い」と言われていただけあって、このルールでは今まで以上に活躍していたと思います。

 

   

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ランドロス れいじゅうフォルム (NN:ジンチョウゲ)

補正:ようき型 (S↑ C↓)
特性:いかく
持ち物:こだわりスカーフ
配分:H4 A252 S252
能力:165-197-110-x-100-157
技:じしん/いわなだれ/ぶんまわす/とんぼがえり

 

多くの伝説のポケモンを上から縛れる優秀なアタッカー。NNは日本で古くから親しまれる花の名から。

ハッサムのとんぼがえりから登場させてザシアンを縛れることを評価しました。タイプ一致技のじしん、上から怯みを押し付けられるいわなだれ、サイクル展開に用いるとんぼがえりに加え、こくばバドレックスを縛れるぶんまわすを採用しています。

ただし、終盤はゴリランダー、ランドロス、サンダー等が増加し、スカーフじしんの一貫を作りにくくなっていたように感じました。相手全体を把握してサイクルを回しながら削り、主に終盤の詰めとして扱うことを意識していました。

 

 

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ポリゴン2 (NN:ブイフラワ)

補正:ずぶとい型 (B↑ A↓)
特性:アナライズ
持ち物:しんかのきせき
配分:H244 B76 D188
能力:191-x-132-125-139-80
技:イカサマ/れいとうビーム/でんじは/じこさいせい

調整
こくばバドレックスの特化+1サイコキネシス確定2耐え

 

遅れてやってきた万能戦士。NNは花の名を冠するボーカロイド『v_flower』より。

イカタコさんが使用されていたポリゴン2に魅力を感じ、構成を真似させて頂きました。元々重めだったドラパルトやランドロスに対してそこそこ安心して受け出せる耐久力があり、交換を読んででんじはを使用することなどでエースのムゲンダイナを通しやすくします。

技はこくばバドレックスや物理の積みアタッカーを意識したイカサマ、ランドロスに押したいれいとうビーム、S操作のでんじはと、回復技のじこさいせいです。

主に相手のザシアン、ムゲンダイナ、ヒヒダルマ等にでんじはを入れ、こちらのムゲンダイナやウオノラゴンで上を取る動きが強力でした。最終盤の選出率はムゲンダイナに次いで二番目くらいに高かったんじゃないかと思います。

 

 

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バンギラス (NN:パンジー)

補正:いじっぱり型 (A↑ C↓)
特性:すなおこし
持ち物:こだわりハチマキ
配分:H124 A252 B4 D52 S76
能力:191-204-131-x-127-91
技:ロックブラスト/かみくだく/じしん/ほのおのパンチ

調整
H:16n-1
S:4振りエアームド抜き(大体のラッキー抜き)

 

この構築のカギとなる破壊神。NNは響きが「バンギ」に似てるなぁと思った花の名から。(適当?)

こくばバドレックス対策枠であり、かつサイクル崩し枠。火力が凄まじく、一旦技を受けに来たゴリランダーなどをロックブラストの回数次第で突破したり、ポリゴン2をかみくだくの防御ダウン効果により崩したりと、とにかく威力の高い物理技を押し付けて負担をかけます。

技構成は、相手のみがわりを意識したロックブラスト、バドレックス絡みのサイクルやエスパータイプの高耐久ポケモンに押したいかみくだく、ムゲンダイナやドヒドイデへの最高打点としてじしん、ナットレイエアームドを意識したほのおのパンチです。特にほのおのパンチはHBエアームドに丁度半分以上ダメージが入るため、交換を読んで積極的に使用しました。すばやさラインも受け系の構築を意識したものになっており、これにより受け系の構築に対しては無類の強さを発揮し、勝利に貢献してくれました。

  

 

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ウオノラゴン (NN:キンギョソウ)

補正:いじっぱり型 (A↑ C↓)
特性:がんじょうあご
持ち物:さざなみのおこう
配分:A252 B4 S252
能力:165-156-121-x-100-127
技:エラがみ/げきりん/かみくだく/じならし

 

最後にやってきた衝撃の崩し枠2。NNは英語で「snapdragon(かみつきドラゴン)」と呼ばれる花の名から。

役割は、ムゲンダイナ対策として選出されるヒードランに対面を合わせ、エラがみでサイクルを崩すことです。ヒードラン絡みのサイクルに楽をしたくて採用を検討していましたが、本構築には既にこだわりスカーフとこだわりハチマキの枠は埋まっており、試験的にタイプ強化アイテムを持たせたところ、面白い性能を発揮したので、最後までこれで戦いました。

技構成はコンセプトのエラがみ、よく受け出されるドラゴンタイプへの打点であるげきりんヌケニンを受け出された時用にかみくだく、S操作技のじならしです。

火力はハチマキには劣るものの申し分ありませんでした。バンギラスと並べていることで相手にハチマキすなかき型のイメージを与えることを狙っていますが、その型よりは高いダメージを出せるため、相手の想定を崩すには十分であったと思います。

また相手視点「こだわりアイテム持ちだろう」という先入観が必ずと言って良いほどあるため、例えばエアームド交換読みでエラがみを刺した後、ムゲンダイナ引きを読んでげきりんに撃ち替えるなど、相手の想定外の動きで崩していくことが可能でした。

S操作技としてじならしの他にがんせきふうじがありますが、日食ネクロズマを意識してじならしを選択しました。相手のウオノラゴンやメタモンが受け出された際、相手のエラがみを受けながらじならしで素早さを逆転させ、相手のプランを崩す動きなどもできて面白かったです。

 

 

基本選出・立ち回り

相手の構築に合わせて柔軟な選出が可能なことが魅力であり、選出パターンはその時々に応じて無数に存在します。ここでは多かった例を幾つか紹介します。

※ここでの並び順は選出順ではありませんのでご注意ください。初手はムゲンダイナ、ランドロス、ポリゴン2辺りに任せることが多かったです。

 

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ハッサムやポリゴン2をクッションとしながらムゲンダイナやランドロスを通していく基本選出。主にザシアン軸やゴリランダーが重い場合などに、ハッサムを絡めた選出をしていました。ゴリランダーはムゲンダイナでもタイプ受けが可能ですが、放っておくと役割過多となって崩される恐れがあるため、ハッサムと役割を分担させることが多かったです。

 

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ポリゴン2のでんじはによるS操作を軸にエースや崩し枠を通していくプランを取る選出パターンです。主に相手のランドロスに後投げし、交換を読んででんじはを使用する展開が多かったです。

 

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受け系の構築を崩す時の選出パターンです。これはほぼ決めていました。ムゲンダイナに対して投げられるハピナスランクルス等の特殊受けを読んでバンギラスを着地、エアームドへの交換を読んでほのおのパンチ、再度ムゲンダイナに下げて、2サイクル目からエアームドorムゲンダイナ等のどちらへ下げるかの択を押し付けていました。また物理の崩し枠が2枚いるため、上手く役割集中を狙って物理受けを崩す動きがとれることもあります。

 

もちろんムゲンダイナを選出しないパターン等も存在しますが、省略します。

 

 

苦手なポケモン

・日食ネクロズマ

当たったら降参、くらいに思っていました。マヒを入れてウオノラゴンで上手く崩せれば御の字ですが、相手側にカプ・レヒレが控えていることが多く、非常に苦しい戦いを強いられていました。

 

・ゼルネアス

ムゲンダイナもハッサムもゼルネアスに抜群を取ることが出来ながら、実は地味にツラいポケモン。特に壁貼り役がレジエレキの場合、いよいよ急所しか勝ち筋がないまであります。

 

・ザシアン+イエッサン

reboさんなどが使用しており、最終日に上位で二度当たり、二度詰められました。この他、ザシアン軸には選出を強く縛られるため、決めている選出では対応できないサブがいると途端にツラくなります。

 

ミュウツー

これも当たったら負けと考えていました。最終日に二度当たりましたが、一度だけおにびを避けたバンギラスかみくだくによって崩すことに成功しました。それぐらいしか勝ち方はないと思っています。

 

その他、割愛。

 

 

終わりに

前回レート2000を達成したのは、USUM時代のシーズン15のこと。

あれからおよそ2年間、剣盾でも達成したいと言い続けながらなかなか叶わなかった目標を、今期ようやく達成することができて、とても嬉しいです。

ダイマックス環境にうまく適応できていない自覚があったため、ダイマックス無しの今環境がチャンスであると考え、序盤から気合を入れていたことが幸いしました。ただ、シリーズ10ルールで初めて達成したとなると、やはり剣盾のメインコンテンツであるダイマックスバトルが苦手であったことを裏付ける形になってしまうのが、少し悔しくもあります。ダイマックス有りのルールが戻ってきたら、そこでも同じ目標を達成できるように、また頑張りたいと思います。

また今シーズンはハッサムにとって追い風が吹いた環境でもあり、特にレート2100以上の順位帯にも知り合いのハッサム使いがたくさんランクインしていました。いつか自分もそこへ到達できるよう、まだまだ精進したいと思います。

長くなりましたが、ここまでご覧くださってありがとうございます。

それでは!

 

 

 

Special Thanks

・通話に付き合ってくれたよっちー、リムショット、ツカサ
・構築原案のぴちさん、個体のアイデアをくれたイカタコさん、その他、考察や通話を一緒にしてくれたハッサム窓の皆さん
・対戦企画でモチベーション上げてくれたバンドリ窓の皆さん
・その他応援してくれた全ての皆さん
・可愛い七草にちかさん

ありがとうございました!