ヒトデちゃん戦記

サッかみのブログです。

【S11シングル構築】爆音ハッサムビート【最終220位】

はじめに

 サッかみといいます。相棒のハッサムと一緒に、シングルのランクバトルをやっています。

 シーズン11お疲れ様でした。今期はこれまでの自己最終順位を大幅に更新できた、個人的に最も満足のいくシーズンでした。

 今期使用した構築を記事として残しておきます。よかったらお暇な時にでも読んで頂けると嬉しいです。

 また最近ではYouTubeチャンネルにて週1程度のペースでポケモンに関する動画投稿やライブ配信を行っています。ランクバトル配信も行っていますので、よかったらチャンネルを覗きに来て頂けると、とっても嬉しいです。

 

構築概要+レンタルコード

f:id:scizor_gos:20201101112908j:plain

 

 

TN:サッかみ 背番号:212
最終成績:1903 / 383位
終戦績:131戦 78勝 53敗

f:id:scizor_gos:20201101113231j:plain

f:id:scizor_gos:20201101113217j:plain

 


TN:ルナ 背番号:212
最終成績:1952 / 220位
終戦績:130戦 80勝 50敗

f:id:scizor_gos:20201101113228j:plain

f:id:scizor_gos:20201101113221j:plain


 

 

構築コンセプト

ダイマックスオンバーンやメガネストリンダーの火力を押しつけ、相手のプランを崩す。

・初手ダイマックスで暴れ、タスキウーラオスやハチマキハッサムで締める対面構築的な選出ルートを作る。

 

構築経緯

 昨シーズンでバイバニラ入りの対面構築を使用し、目標であった最終3桁を達成することができました。


 対面構築的な動きに慣れてきて、タスキによる行動保障、珠リザードンによる高火力なダイマックスの押しつけといった戦術の強みを感じました。しかしながら、昨シーズンの構築で終盤思うように勝ち切れないことも実感しており、シーズン11では構築を大幅に見直すことに決めました。

 シーズン10の構築記事を『ぽけっとふぁんくしょん!』様にて閲覧。真っ先に注目したのがオンバーンでした。

 昨シーズン使用していたリザードンは、広い技範囲、キョダイゴクエンやタイプ一致ダイジェットの火力は申し分ないものの、ダイドラグーンでパッチラゴンを倒せないことや、アシレーヌの特性げきりゅうが痛い等、いくつか気になる点もありました。

 それに対しオンバーンは、技構成のタイプでドラゴン・ひこう・ほのお・くさというリザードンの技構成を再現することができ、タイプ一致ダイジェットに加えタイプ一致ダイドラグーンによりパッチラゴンも倒し切る打点を持ちます

 加えてオンバーンをひかえめ補正で育成することで、とくこう・すばやさの両数値がリザードンよりも高くなり、また耐久値もリザードンオンバーンで大差はありません。

おくびょうリザードン(B4 C252 S252)
153-x-99-161-105-167

ひかえめオンバーン(H4 B4 C252 D12 S236)
161-x-101-163-102-173

 これらの点から、珠ダイマックスアタッカーとしてオンバーンを押しつけるプランを立て、これを軸に構築を考えていきました。

 

 次にオンバーンの取り巻きを考えました。

 オンバーンの弱点であるフェアリータイプへの受け出しとして、真っ先に思いつくのははがねタイプによるケアですが、みず・フェアリーのアシレーヌマリルリに受け出して圧力をかけるには難しく、またほのお技を習得したフェアリータイプも多いため、交換を読まれて逆に不利をとる可能性も考えられます。

 したがって、①フェアリーを半減で受けられる、②アシレーヌマリルリ等にも役割が持てる、③ほのお弱点ではない、ことを条件とし、対フェアリー要因としてストリンダーを選択しました。

 アシレーヌマリルリが低速であるため受け出しから技を使用することができ、また特性『パンクロック』により音系の技『オーバードライブ』や『ばくおんぱ』の威力が1.3倍、どうぐ『こだわりメガネ』により特殊技の威力が1.5倍と、とにかく火力が高くて相手側のサイクルに大きな負担をかけることができます

 

 次にタイプ相性上オンバーンと相性の良いはがねタイプのポケモンとして、サッかみの相棒でもあるハッサムを選択。こちらも道具『こだわりハチマキ』により物理技の威力が1.5倍となり、『とんぼがえり』などでサイクル負担をかけられる他、対面的な選出においては先制技『バレットパンチ』により、試合のフィニッシャーとしても優秀な性能を持ちます。構築で少し重めなアローラキュウコンに対してバレットパンチをチラつかせて圧力をかけることができるのも魅力です。

 

 ここまでオンバーンの相性補完からサイクル要因的なメンバーを選抜しましたが、構築として取りたい戦術プランは『初手ダイマックスを軸とした対面構築』。構築としての対面性能を高めるため、どうぐ『きあいのタスキ』を持たせて相性の良いウーラオス(いちげきのかた)を採用しました。通りの良い『あんこくきょうだ』『インファイト』の高打点に加え、相手の後発ダイマックスを切り返せる可能性のある『カウンター』、先制技の『ふいうち』等、タスキ込みでの対面性能がとにかく高いです。フェアリータイプにめっぽう弱いところを先述のハッサム・ストリンダーによりカバーできる点も構築噛み合っています。

 

 上記4体を攻めの基本要員とし、残りの2枠で、構築に足りない以下の要素が欲しいと感じました。
オンバーンが通しにくい時の裏エース
・主に相手の特殊エースに対して弱くない耐久ポケモン
・受けループなどの高耐久への崩し役
・パッチラゴンの技の一貫を切れるじめん枠・フェアリー枠

 これらの条件を満たす並びとしてニンフィアホルードの2匹に着目。高耐久・裏エース枠1としてニンフィアとつげきチョッキ型で、受け崩し・裏エース役としてホルードをラムのみ+つるぎのまい型で採用し、構築が完成しました。

 

 オンバーン・ストリンダー・ニンフィアといった爆音使いが構築の特徴であること、また相棒ハッサムの使用頻度も高めな構築であることから、構築名は『爆音ハッサムビート』とします。

 

主な参考記事↓

【剣盾S10最終14位】オンバーン対面構築|Charmy|note

【剣盾S10使用構築】悪ラオス×ストリンダー軸攻めサイクル【最終95位/レート2072】 - 布団に入ってひと休み。

 

個体紹介 

※一部、ポケモンの能力をHP・こうげき・ぼうぎょ・とくこう・とくぼう・すばやさの順に H A B C D S と表記しています。

※調整について
・16n-1:定数ダメージ(天候、状態異常など)の効率を良くする配分
・B<D:相手の特性『ダウンロード』で相手のとくこうが上がらない調整
 

 

f:id:scizor_gos:20201101112858j:plain

オンバーン (NN:ムクナ)

補正:ひかえめ型 (C↑ S↓)
特性:おみとおし
持ち物:いのちのたま
配分:H4 B4 C252 D12 S236
能力:161-x-101-163-102-173
技:りゅうせいぐん/ぼうふう/かえんほうしゃ/ソーラービーム

調整
H:奇数
B<D:ダウンロード調整
C:特化
S:最速105族抜き

 本構築の大エース。NNはコウモリの超音波に適応し進化したと言われる花の名から。

 主に初手ダイマックスエースとして暴れてもらいます。特性や性能から初手ダイマックスを警戒させにくい点も優秀です。しかしながらシーズン終盤は流石に初手のダイマックスがバレてしまっていたようにも感じました。

 パッチラゴン、ウーラオスリザードンホルードに対面から打ち勝つことができ、またアシレーヌドサイドンにも打点があり、まさに本ルールに適した優秀なアタッカー性能を持ちます。

能力について
 火力を優先してひかえめ型で採用。ゲンガーやアローラキュウコンを抜くことができず、せっかくのすばやさの高さがもったいなくも感じますが、その代償以上の働きをしてくれたと感じています。
 H個体値を落として実数値159とすると10n-1となって珠ダメージが1下がりますが、ダイマックス運用の場合珠ダメ効率を意識してHPを下げるより実数値を上げた方が良いと考え、素直にH4振りとしています。

特性:おみとおし
 オンバーン最大のアイデンティティでもある特性。初手に繰り出し、相手の初手の持ち物を見通すことで、相手の戦略を見通すことさえできます。特に相手のわかりにくい初手ダイマックスの可能性にも気づくことができる点が大きいです。(いのちのたまウーラオスなど)
 またこの特性が発動することによりオンバーンのとんぼがえりからコチラが安定サイクル展開を仕掛けてくるように見せかけることができ、逆に初手ダイマックスへの警戒を薄くすることができます。

持ち物:いのちのたま
 オンバーンの抜き性能を高めてくれるアイテム。ダイマックスで暴れていく構築にはほぼ必須だと考えています。というか、このアイテムがないとオンバーンがどうしても火力不足になります…。

技①:りゅうせいぐん
 メインウェポンその1。ダイマックス状態での火力は元より、非ダイマックス状態での火力も考え、ドラゴン技としてマストだと思います。そのまま使用してもダイマックスパッチラゴンが消し飛びます。

技②:ぼうふう
 命中不安ではありますが、威力を重視して採用。ダイジェットの威力が高いことにより、相手にかけられる負担の大きさが変わってきます。非ダイマックス状態では追加効果のこんらんで命綱を繋ぐことも。

技③:かえんほうしゃ
 一致技がはがねタイプに通らないため、はがねへの打点としてこの技もほぼ必須。非ダイマックス状態では唯一の安定技です。ただ、欲を言えばだいもんじが欲しかった。(オンバーンだいもんじを覚えない)

技④:ソーラービーム
 読まれにくい4つ目の打点。アシレーヌマリルリドサイドン等への最大打点となります。ダイバーンで晴れ状態にしておくとダイマックスが終了してからも高打点くさ技として使用しやすくなります。

 

 

f:id:scizor_gos:20201101112852j:plain

ハッサム (NN:ハイビスカス)

補正:いじっぱり型 (A↑ C↓)
特性:テクニシャン
持ち物:こだわりハチマキ
配分:H252 A252 S4
能力:177-200-120-x-100-86
技:バレットパンチ/とんぼがえり/ばかぢから/ダブルウイング

調整
H:極振り
A:特化
S:余り

 今期もお世話になったサッかみの相棒中の相棒。NNは情熱を感じる赤い花の名から。
 持ち前の高耐久・高火力からサイクルを回したり、試合のフィニッシャーとして相手を先制技で一掃したりと、対面・サイクル両軸を備えた本構築において唯一無二の性能を発揮してくれたと感じています。

能力について
 対面的な動きを重視してHAぶっぱ型にしていますが、構築が最終的に半分サイクルに寄ったことと、あられやステルスロック等の定数ダメージを受ける機会も多かったことから、16n-1調整(実数値175)でも良かったように感じます。ここはお好みです。

特性:テクニシャン
 バレットパンチの威力を最大に高めてくれる特性。ハッサムのフィニッシャー性能を格段に上げてくれます。

持ち物:こだわりハチマキ
 今期はハッサムを他の型で使用したりと多く試行してみたシーズンでしたが、やっぱりこの持ち物が最もハッサムのポテンシャルを高められると感じました。枠が余っているなら積極的に採用したい持ち物です。

技①:バレットパンチ
 メインウェポン。対戦序盤ではこの技を読まれて引かれることが多いため、終盤に締めとして使うことが多いです。

技②:とんぼがえり
 バレットパンチに対する交代を読んで使用することが多いサイクル技。『有利対面とんぼがえり』は合言葉。

技③:ばかぢから
 ロトムカビゴン・ラッキー等を意識した打点。使用後にこうげき・ぼうぎょが1段階ずつ下がる点に注意。

技④:ダブルウイング
 ウーラオスアシレーヌ等を意識した最大打点の他、相手のみがわりを壊しつつ二撃目を与えることができる優秀な技。命中90なので稀に涙を流します。

 

f:id:scizor_gos:20201101112847j:plain

ウーラオス いちげきのかた (NN:ファムーラン)
※キョダイマックス個体

補正:ようき型 (S↑ C↓)
特性:ふかしのこぶし
持ち物:きあいのタスキ
配分:A252 D4 S252
能力:175-182-120-x-81-163
技:インファイト/あんこくきょうだ/ふいうち/カウンター

調整
A:極振り
D:余り
S:最速(ミラー意識)

 選出率No.1のMVP。NNは中国の武道『花架拳(かかけん)』から派生した『木蘭拳(ムーランけん)』の名の由来にもなっている伝説の女性『花木蘭(ファムーラン)』から。

 高いすばやさと通りの良いあんこくきょうだ+インファイトの2打点の技範囲が優秀で、きあいのタスキ+カウンターにより相手の物理後発ダイマックス等も返すことができます。

 元の物理耐久もかなり高く、弱点をつかれない物理相手であればタスキを失っていても耐えるほどの防御力を持ちます。

能力について
 耐久はタスキに任せてASぶっぱ。環境に多いのはれんげきのかた(みずタイプ)ですが、ゴーストタイプやエスパータイプの相手に抜群打点を持ちたいと思うことがしばしばあったため、最後までいちげきのかた(あくタイプ)の方に活躍してもらいました。

特性:ふかしのこぶし
 ギルガルドのキングシールドやドヒドイデのトーチカを受けずに済むズル特性。流石に今期はこの特性を忘れていた相手にイージーウィン、という機会は少なかったと感じます。

持ち物:きあいのタスキ
 ウーラオスの対面性能を高めるアイテム。この他だとハチマキや珠、スカーフなども優秀ですが、相手の後発S+1パッチラゴンを打開する可能性を残せる点が何より優秀であると感じました。

技①:インファイト
 ウーラオスの最高打点。実質の威力はあんこくきょうだと同じですが、更に急所に当たる可能性があるぶん期待値はコチラの方が若干高め。耐久ダウンのデメリットを意識しなくて良い場合に使い得。HBカビゴンは落ちないので注意。

技②:あんこくきょうだ
ウーラオスの実質最高打点2。確定急所のため実質威力はインファイトと同じ。インファイトの耐久ダウンが気になる場合に使い得。相手の防御アップ・リフレクターや、特性いかく等の影響も一切受けずに済む非常に優秀な技です。

技③:ふいうち
 高威力先制技。ただし読まれて変化技を使われると不利に転じる場合もあるため、その見極めは必要。

技④:カウンター
 一発逆転の大技。以前よりもウーラオス全体の方が多様化したことでタスキカウンターへの警戒が前よりも薄くなり、今期はかなり使用頻度は高かったように感じます。
 

 

f:id:scizor_gos:20201101112841j:plain

ストリンダー (NN:カンパニュラ)
※キョダイマックス個体

補正:ひかえめ型 (C↑ A↓)
特性:パンクロック
持ち物:こだわりメガネ
配分:H132 B28 C204 D4 S140
能力:167-x-94-176-91-113
技:オーバードライブ/ばくおんぱ/ヘドロウェーブ/ボルトチェンジ

調整
下記事を参考にしました。
【剣盾S10使用構築】悪ラオス×ストリンダー軸攻めサイクル【最終95位/レート2072】 - 布団に入ってひと休み。



 2体目の爆音使い。NNは紫色が美しい花の名から。

 オンバーンに飛んでくるフェアリー技に受け出し、相手に負担をかけられるポケモンとして採用しました。オーバードライブ・ばくおんぱの威力が絶大で、でんき技読みで出てきたホルード等を一撃で葬ります。

 低速相手には圧倒的な制圧力を誇りますが、高速ポケモンの着地を許すと途端に苦境に立たされる難しいポケモンでもあります。目の前のポケモンを見ず、相手の交代を読んだ戦い方をする必要があることも多いです。

能力について
 参考記事の通り、少し物理耐久に降っています。火力上昇のないウーラオスに対して行動保障があるおかげで、対面的な選出の中にも絡めやすくなっています。

特性:パンクロック
 ストリンダーのアイデンティティでもある特性。自身の使用する音技の威力が1.3倍となるだけでなく、相手が使用する音技で受けるダメージが半減する効果もあります。アシレーヌうたかたのアリア等は、実質効果いまひとつで受けることができます。

持ち物:こだわりメガネ
 アホみたいな火力を実現する持ち物。受けにきたはずだったポケモンが面白いように吹き飛んでいきます。

技①:オーバードライブ
 タイプ一致技で音技。アシレーヌマリルリなどのみずタイプ、アーマーガアなどのひこうタイプや、ばくおんぱが通りにくいはがねタイプなどに通したい技です。じめんタイプの受け出しに注意。

技②:ばくおんぱ
 実は同相性ならばオーバードライブよりも火力が出ることに注意。このポケモンのメインウェポンはコッチです。交換読みで使用することが多いです。

技③:ヘドロウェーブ
 フェアリータイプに対して使用する貴重な打点。主にピクシーやニンフィアなどに通したい。ヘドロばくだんと選択ですが、威力を重視してコチラを採用。

技④:ボルトチェンジ
 サイクル的な動きをする上で欠かせない技です。パンクロックの補正が乗らないため、想像より火力が出ません。

 

 

f:id:scizor_gos:20201101112836j:plain

ニンフィア (NN:ピーチ)

補正:ひかえめ型 (C↑ A↓)
特性:フェアリースキン
持ち物:とつげきチョッキ
配分:H244 B4 C252 D4 S4
能力:201-76-86-178-151-81
技:ハイパーボイス/マジカルフレイム/サイコショック/でんこうせっか

調整
H:奇数で最大
C:特化

 最終日、最後の最後に構築に入ってきて大活躍した1匹。NNは桃色の果実の名から。
 元々高すぎるとくぼうを更にとつげきチョッキで補強し、特殊方面には目を疑うほどの耐久力を誇ります。
 本構築が前からキツイと思ってたゲンガー、ポリゴンZ等の厄介な特殊アタッカーに対して、この上ない仕事をしてくれたと思います。

能力について
 HCほぼ極振りにし、物理耐久をほぼ捨てて対特殊から圧力をかけることに特化しています。想像してる以上に物理耐久はないため注意。

特性:フェアリースキン
 ノーマル技を威力1.2倍のフェアリー技として使用するチート特性。これによりハイパーボイスが高火力のフェアリー技となります。ダイマックス中もダイアタックはダイフェアリーへと変化しますが、ダイアタックには威力1.2倍の補正は乗らないらしいので注意。

持ち物:とつげきチョッキ
 ニンフィアのとくぼうをバケモノ級にする神器。ダイマックス状態では特殊技で弱点を突かれても全然効きません。

技①:ハイパーボイス
 特性フェアリースキンの効果で安定のフェアリー打点。また音技のためみがわりを無視してダメージを与えることができます。

技②:マジカルフレイム
 苦手なはがねタイプへの貴重な打点であり、また相手のとくこうを1段階下げる効果から、対特殊性能を更に強化するためにも使用できます。アーマーガアに使用すると自分のとくこうが下がってしまう点に注意。

技③:サイコショック
 ここははかいこうせんとの選択で使用していました。今期大流行したゲンガーに対する弱点技として主に使用しました。また、ドヒドイデ等への打点ともなります。

技④:でんこうせっか
 特性のおかげで威力1.2倍の優秀な先制技。ニンフィアは低速アタッカーであるため、でんこうせっかの有無で対面性能が格段に違ってきます。

 

 

f:id:scizor_gos:20201101112829j:plain

ホルード (NN:ロータス)

補正:ようき型 (S↑ C↓)
特性:ちからもち
持ち物:ラムのみ
配分:H4 A252 S252
能力:161-108(×2)-97-x-97-143
技:ギガインパクト/じしん/ほのおのパンチ/つるぎのまい

 本構築の圧倒的崩し枠。NNは「泥より出でて泥に染まらず」と評される蓮の花の英名から。

 昨シーズン結果を残したモジャンボハピナス等を含め、今期はかなり多くの受け構築を目にしたため、これらを簡単に崩せる積みアタッカーとして白羽の矢を立てました。

 理不尽なほど火力が高く、ラムのみを縦につるぎのまいを積んで数々のイージーウィンを勝ち取りました。

 

能力について
 対受けを意識して攻撃性能に最大限寄せています。またホルードミラーも多数発生するため、同速を意識してようきでの採用が丸いと思います。

特性:ちからもち
 ホルードに怪力を与えるズル特性。マタドガスの特性かがくへんかガスが働いているとこうげきが半減してしまうため注意。

持ち物:ラムのみ
 受け構築が多用するおにび・ねっとうによるやけどや、キノコのほうし・あくびによるねむりを無効化してつるぎのまいを積むための道具。今環境、構築に1匹は欲しかった枠です。

技①:ギガインパクト
 ホルードの最高打点。高すぎる火力で相手の受けを崩壊させます。ダイマックス時はダイアタックの追加効果で相手のすばやさが下がるのも非常に優秀。

技②:じしん
 ノーリスクな安定打点。ドヒドイデ等への打点であり、またダイマックス時はダイアースとして自身のとくぼうを上昇させ、突破力を高めるかなり強い技です。

技③:ほのおのパンチ
 ダイジェットとなるとびはねると選択で使用。終盤にエアームドやアーマーガアなどのはがね・ひこうによる受けが増えてきたため、これらを役割対象に入れるべく採用しました。ダイジェットでない場合に汎用性は下がりましたが、選出した試合ではかなり仕事をしてくれたと思います。

技④:つるぎのまい
 受けを崩すための積み技。耐久に無振りのため機会を作るのが若干難しめですが、相手の交代等を読んで使用できるとそのままほぼ勝てます。

 

 

選出・立ち回り

①エース枠オンバーンニンフィアホルード
②その他枠:ウーラオス、ストリンダー、ハッサムニンフィア

 ①から1匹、②から2匹を選んで選出するパターンがほとんどでした。①のうち誰にダイマックスを切って相手を倒すかを決め、②からこれを通すプランを整えるための選出をします。

 立ち回りとして、

(i)①を初手ダイマックス
(ii)②でサイクル・対面操作して①をダイマックス

この2つを主軸に、相手の行動を見つつ柔軟に行動するようにします。

 

苦手なポケモン

 

ラプラス

 高耐久でストリンダーでも突破できず、オーロラベールを貼られるだけで仕事をされてしまいます。こちらはオンバーンを選出しにくく、選出画面で見かけるととにかく厄介なポケモンです。

 

ドサイドン

 構築にみずタイプのポケモン・技が一切無く、オンバーンのダイソウゲンやウーラオスのカウンターを上手く駆使して対峙する必要があります。

 

ニンフィア

 特殊耐久の高いフェアリーで崩しにくく、あくび等を絡めてコチラに厄介な動きをしてくるため、見かけるたびにしかめ面をしていました。

 

催眠ゲンガー

 最長眠り引いたら誰も勝てん!w

 

総括

 今期はかなりのデフレシーズンで、順位の割にレートが伸びなかったのですが、それでも過去のシーズンであればレート2000にも届く程の高い順位を記録でき、大変満足のいくシーズンになりました。

 初手ダイマックスの強みを構築に含有しながら終盤の上位環境でも回せるサイクル構築を組めて、構築的にもかなり満足な出来でした。やはり上位に行くためにはサイクルを極める必要があるなぁと、改めて実感しました。

 更に今期は、友人でありトップランカーの一人であるよっちー君と立ち回り・構築の相談・反省をしながら濃密にランクバトルを熟すことができ、いちプレイヤーとして大きくレベルアップできたシーズンであったと思います。彼も今シーズンはサッかみの構築を使用し、更に上位の記録を残しました。自分の構築がプレイング次第で上位帯でも十分活躍できると証明してくれたかのようで、とても嬉しいです。

 シーズン12はいよいよカンムリ図鑑のポケモンと伝説のポケモン達が解禁となり、ランクバトルは一層盛り上がることだろうと思います。達成したいとばかり言っている剣盾レート2000を、来期こそは達成できるよう、また一から頑張ろうと思います。

 

 長くなりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございます。

 それでは。

 

 

 

Special Thanks

よっちー:構築・立ち回り相談、戦友
リムショット:構築相談、戦友
ツカサ:戦友
アウラ:戦友
その他応援してくださった皆様
対戦してくださった皆様

 

ありがとうございました!